「ワイパ−の最適なメンテナンス」
意外と知られていない: ワイパ−の寿命。
奇麗に拭かなくなった時がワイパ−の寿命なので誰にでも簡単に判断できそうな物ですが、本当の事は意外と気付いていないと思います。
ゴム質のワイパ−ラバ−は半年に一度交換して下さい。
話ついでにもう一つ、良好な視界を確保するために:
ガラスの内側って、どうやって磨いていますか?
私流、窓磨きは古雑巾がポイントです。
こうして仕上げておくと、曇りにくくてクリア−な視界が確保できます。
くもり止め効果を出すために洗剤の成分(界面活性剤)を残すという方法もありますが、今度汚れた時に落としにくいような気がしています。ちがうかな?
先日、出勤途中に前を行くトラックの跳ねた小石が私の車のフロント・ガラスを直撃し、見事一撃で2cmX3cmほどのクロス型の亀裂が入りました。そこで、チョットだけこのガラスの話。
特にヨ−ロッパではフロントガラスの小キズに対して神経質なようで、ワイパ−の跡さえ見逃さずガラスのはめ替えを行う事が多いようです。日本に於いてもフロントガラスのキズは査定の対象で、キズに気が付いた査定員はボ−ルペンなどでそのキズが確かに窪みであるかどうかを確認してチェック項目に記入します。
ヒビ割れのフロントガラスは当然「車検」が受かりません。当面のごまかしの為にすぐにアロンアルファで緊急処置をしましたから進行は食い止められましたが、実は大きな間違いである事を知りました。
というのも、アロンで止めてすぐにガラス屋さんに相談したところ
2cmX2cmくらいの亀裂ならば補修が効く訳ですが、「瞬間接着剤」などで余計な事をしていない事が条件。
といわれ、いきなりブル−でした。
「強化ガラス」と「合わせガラス」
自動車用のガラスは「強化ガラス」と「合わせガラス」の二種類があります。
パッと聞いた印象では「強化ガラス」の方が頑丈そうなイメ−ジを持たれるかも知れませんが、強度的には「合わせガラス」の方が丈夫です。
従って、最近の車の殆どはフロントガラスには「合わせガラス」
その他の箇所には「強化ガラス」というのが一般的で、
大きなヒビ割れが雷電のように走るのが「合わせガラス」で、細かな破片に瞬時に割れてしまうのが「強化ガラス」の特徴です。日よけのボカシの入るのはこの「合わせガラス」の方です。フロントガラスの補修は合わせガラスのガラスとガラスの間に挟まれている軟質充填剤でこの亀裂を埋め、表面にやや硬い樹脂被膜を形成して整形するという作業のようです。
「瞬間接着剤」は非常に硬くなる為、この軟質充填剤が入れられなくなるので補修が不可になってしまうというお話でした。
どちらにしろ今回の私の車の場合、大きめの亀裂だったので諦めざるを得なかったという事で忘れようとは思いますが、実際にはギリギリの線だった様です。皆さん、もしもの時には気をつけて下さいね。任意保険が「車対車」の限定になっていなければ「損害保険」の領域にもなるようなので、そんな「事故」があった場合は一度代理店さんにご相談されるのが良いでしょう。保険を使えば翌年の保険料に反映される事もありますので、よく計算して損のでない様に検討する注意も必要です。
それともう一つ面白い話を聞きましたので、もう少しだけ・・・、
自動車用ガラスの需要は新車クレ−ムの場合が非常に高いというお話で、それは納車時にフロントガラスにワイパ−の跡がついていたり、サイドガラスにその上下動に由来する縦キズなどの入る場合、ディ−ラ−さんからの交換依頼という形でそのクレ−ムが持ち込まれるケ−スが多いという事でした。
おかしなクレ−ムはないに越した事はありませんが、気になる事があればディ−ラ−さんに相談されるのが良いと思います。
(981002)