実車レポート

2.社内で購入したセプターの改善/および「吸気と燃料の磁化処理」



9月末のAW11(MR2)の事故で長い間の想いを込めたクルマを失った私ですが、
幸い(?)にも社内で中古購入したH7年セプター・ワゴン2.2Gがタイミング良く数日後に納車され、好きかどうかは別にして事故の為に痛みを持った体に「フカフカ」のシートに「フワフワ」のサスペンションで安楽通勤をしながらコレに「改善」を色々と施しました。

平成12年12月6日

その後、
文中に出没するミリテックという添加剤は
アリシンのオイルを使うようになってからというもの
現在はユーザーの皆さん共々すっかり卒業をしています


先ず、この車のエンジンですが「5SFE」といえば
セプターの他にもハリアー、グラシア、クオリス等にも搭載されている4気筒なので皆さんの参考ににして頂ければと思います。

走行距離は7万5千キロのワンオーナー車両、MPVを購入したマツダ・ディーラーさんでMPVの下取りで出た車を「安価に」分けて戴いたものです。

社内で購入した訳ですが、私のメンテナンスを施した後は私の父の専用車となる車両です。

  1. 「ミリテック」の導入
  2. トヨタ・タクティDJのエンジン・コンディショナー
  3. 点火系統のチェック
  4. トヨタ・タクティDJのフュエル・コンディショナー
  5. RedLineのCompleteFuelSystemCleaner(SI-1)
  6. 燃料の磁化処理
  7. 吸気エアーの磁化処理
  8. 車検工場ではDV?
  9. 車検時のオイル交換によるアクシデント

1.「ミリテック」の導入

3日間納車された「現状」で通勤して 当初の感じを充分に満喫して、それから「ミリテック」を・・・。と予定していたのですが、取り敢えずエアエレメントのチェックをしてみると
「真っ黒けっけ」(-_-;)
という訳で、先ずはエアクリーナーをコンプレッサーのブローで吹いて「お掃除」してみると
先ずコレだけで随分クルマが楽そうに走ります。
排気ガスの匂いも若干ではありますが「心持ち改善」(^^ゞ

で、エンジンオイルをチェックしてみると、まだ交換から1000kmしか走行しておらず非常に綺麗なオイル。
ATFもチェックしましたが、これまたキレイ。

(うーん、エアクリは常識外だったのかな?笑)

どうも「ダルい」感じが何とかしたくて「早く「ミリテック」の力を借りたい」
という訳で2日目に我慢ができなくなり
エンジン、ATM、パワステへ「ミリテック」を規定量添加。

・・・この夜、近所の友人MN君に会った為、セプターの試乗をしてもらうと・・・、
「結構走るじゃない、S4−2200の方なんだよね」という感想。
まぁ、こんなもんでしょう。随分と静かで滑らかにはなりました。というのが私の感想。

これだけで随分と良くなった訳ですが、翌日
必要な部品を取り寄せて一気に行ったのが次の2.と3.です。

2.トヨタ・タクティDJのエンジン・コンディショナー

これもすっかりお馴染みさんですね、
勿論使用したのは「EFI車用」
エンジンの暖機を行い、エアクリーナーをアッセンブリ―で取り外し、インジェクションの吸気を露出させます。
インジェクションの取り入れ口付近を覗いて見ると
吸気の汚れがこびりついています。

「エン・コン」の缶に表示されている方法でコレを施工してホース類を元に戻し、
エンジンを再スタート。
ま、いつも通りの手順です、
その後排気ガスからの異臭がなくなるまで断続的にカラふかしをして「完了」。

ちなみに、インジェクションの見える部分は「エン・コン」の効果でピカピカになりました。

3.点火系統のチェック

点火系統といえば
簡単なところでディストリビューターのキャップとローター、それにプラグコード。
これらは「やる気満々」ですから勿論純正の新品に交換です。
で、どうして今回はプラグコードがシリコンコードでなく純正なのかといいますと・・・、
先程の話で「私の父が乗る=いくらも走らない車」だからです。
シリコンコードは導通の不良を招きにくく、シリコン皮膜の絶縁性能と太い銅線で安定した電圧を確保などなど・・・、
つまりこれはオーバークオリティという判断からです。

(ちなみにセプター以外はダイレクトなので悪しからず)

で、毎度の事ながら「プラグのセッティング」が気になりますから外してしまって考えていると
「そのままのプラグでインデクシング」はどうも心もとない・・・。
という訳で、やっぱりSBCプラグに交換です。
当然良いと思う方向にインデクシングしました。(SBCにインデクシングは元来必要無いのかも・・・)


この段階でのインプレは「排気ガスがキレイになった感じで匂わない」のが嬉しかったのと当然点火が完璧になった為にエンジン音もかなり力強くキビキビとして来ました、乗ってみると確実に新車に近づいた感じで
「おー、これはやっぱりツボを心得た無駄のないメンテナンス!」
と、我ながら妙に感動してしまい、又もやMN君を捕まえて「試乗」して貰いました。
「何?昨日乗ったばっかしじゃん?何かやったの?」
「まま、いいから乗ってきて!!」(^^ゞ
戻って来るなり彼は開口一番
「何したのー?!すっごい調子良くなったじゃなぁーい!!」

(^○^)
でしょ?
別に特別な事はしたけどね、プラグだけ・・・。(^^ゞ
点火系統の部品を換えただけだよ、純正で。

と、まぁ、そんなやり取りを交わして私は自宅に戻った訳ですが、
あとのメンテナンス項目としては「燃料系統のお掃除」が気になっていたので施したのが次の4.と5.です。

4.トヨタ・タクティDJのフュエル・コンディショナー

これもすっかりお馴染みの「フェル・コン」です。
満タンに1本を投入して「出来るだけその燃料を使い切る」
初めての使用ではこの作業を2度繰り返します。
で、1本投入してこの燃料を使い切った頃に入手したのが次の5.です。

5.RedLineのCompleteFuelSystemCleaner(SI−1)
 (残念ながらこちらでは取り扱っていません)

たまたま売り出しがあって試しに買ってみた代物ですが、
良い機会だと思ったので「フェルコン連続2本目」の「2本目の代り」に試してみました。

「お掃除」の為に使用する場合は80Lのガソリンに対してまるまる1本を投入すれば完璧にキレイになる、と書かれています。

その後の継続使用も問題はなく、その場合は40Lに対してボトルの10分の1を使用するか、
姉妹品のInjector&ValveDetergent(SI−2)を満タンに1本使用します。
(こちらはBMWの純正番号が付いているという話ですが、レッドラインの資料に拠れば中身の有効成分は同じ物という事です)

で、使用後のインプレですが、
「トップリングの潤滑剤を含む」という事で一度に1本入れたせいでしょう、
コレが燃料に混ざったのがよく判る程エンジンが静かになりました。
まるでバーダルのトップオイルという燃料添加剤みたいな感じです。

で、丁度満タンから燃料を半分使った辺りで「かなり急速な変化」が起こりました。
忽然として加速が軽くなる、
私はこの間毎日セプターで通勤していましたが「おやーー??」と思うほど急に加速が良くなって更にエンジンが静かになり、しばらくの間は「どんどん良くなる」感じでその後100km位の間に一番良くなったところで安定しました。
「んー、こりゃイイ物見つけたなぁ・・・、DJのフェルコンのまま2本目を使用してこういった変化が起こったかどうか・・・。(不明のままです)(-_-;)」

まぁ、向上することは嬉しい話です。
しかも「本人が体感できてナンボ」という視点で考えれば燃料系統のお掃除も気合が入ります。

6.燃料の磁化処理

セプターではインジェクションへの取入れがエアクリーナーの下に位置していたので
又もやエアクリ本体を取り外して
この燃料の「入り」に「6連装」しました。

燃料へのネオレックの装着で
問題になるのが「効果が出るまでのタイムラグ」です。
AWでの5連装でもそうでしたが
DJのフェルコンを2本続けて使用した後で「5連装」をして
AWの場合は30kmほどの走行後に「効果」を体感し始め、その後300〜400kmの間は毎日乗るたびに「向上」をみせました。
結局、燃料系統の汚れが完全に落ちていなければ磁石の効果が出るのに時間がかかるという意味のようです。
これは、磁化処理された燃料自体が汚れを落とす力を持つという意味ですが
それは「超純水」が洗剤を用いなくても汚れを落とす力を持っているのと同じ事のようです。つまりは活性化、電子の動きが活発な状態、「波動を利用した」といわれる商品群もやはり何らかの触媒を用いたりするのか(?)クラスターを分解する事で分解された分子同士の蠢く力であったり、分子間の距離が離れる事で燃え易くなったりという部分を「活性化」と表現しているもののようです。

話が何処かへ行きそうでした。

で、今回のセプターでは燃料の磁化処理の効果が出るまでに「タイムラグ」は殆ど感じなかったという意味で、SI−1の効果は間違いない感じがしています。
(ただ、同じ車両で同じ条件というのはテストのしようがないですから参考までにして下さい。)
燃料の磁化処理は、やはり凄いトルク感で同じ燃料とは思えない程です、磁化処理の効果を改めて確認出来ました。
これはやっぱり凄い効果です。間違いなし!!(^.^)

7.吸気エアーの磁化処理

このところ嵌っているのがこの「吸気の磁化処理」です。
燃料と同じく「磁性体」を利用してこのエアーを磁化処理するグッズも色々と出ていますね、「地磁気に近いごく弱い磁力を与える」というものもありますが
ネオレック程強烈な磁石で吸気を磁化処理するアイテムは無かったように思います。

もともと、私の中でひらめいていたのは「ブロバイガスの磁化処理」
タペットからエンジンの排圧で吹いているブロバイガスを大気に開放するのではなく、環境への配慮として吸気側に再度吸わせて「燃焼を図る」ものです。
ブロバイガスの正体はエンジンオイルの油煙と未燃焼ガスを含む「貧小下劣なふとどき者」ですからエンジンの為には良いものではありません、これを磁化処理する事でエンジンへのダメージを低減する事と、コレを燃え易くする事で「改善」になるのではないかというのが「吸気の磁化処理」に至る発端でした。

当初ブロバイの磁化処理を試したのはクラウンバンDでした。
ブロバイには「3連装」が可能だったのでそこに3連装してエンジンルームを見ていると
メインの吸気が「こっちの方が沢山流れているぞぅ〜!!」とでも言いたげにこっちを見ている気がしました。
そうだよな・・・。
見ているとエアーダクトも「ココに頂戴!」という感じでこっちを向いています。
まぁ、勿論意味は同じですから以前から気になっていたに違いはありませんから
一気にブロバイとメイン吸気に磁化処理を行った訳ですが、
量的にはメインの方が圧倒的に沢山のエアーが流れている訳ですからブロバイだけ磁化処理をしても方手落ちだと感じましたからこの両方に施工した訳です。
思えば既に3ヶ月も前の話でした。


驚くほどの効果を確認した私は今は亡きAW11にも吸気の磁化処理を施しました。
AWではメインの吸気とインタークーラーの出口に極性を逆にして装着し、ブロバイへの装着は見送りましたが、結果としてブロバイの磁化処理は「体感できるほどのものではなさそう」な気がしています。
(AWでの結果はまたAWの方に追記します)

という訳で、セプターでの「吸気の磁化処理」です。

結果を先に申し上げます。
「まさか!?」と思うほどの変化です、
メチャクチャ走る!!ビュンビュン走ります。

どうやらこれは現在知る限りの最終兵器となりそうです。

で、どういうワケかダルいセプターWG2.2が「ホィルスピン」するようになりました。(^^ゞ
それくらいピックアップが良くなっています。

でまた、友人のMN君に「乗って来て!!」といってキーを渡すと・・・。
「またまたぁ〜、今度は何やったのォ〜!?」
「ま、いいからいいから」
というワケで乗ってみてもらうと。
「すんごいがぁ〜!(名古屋弁です)どうなっちゃったのォ〜!?(これも名古屋弁のイントネーションです)
「ははははは」私はただ笑っているだけ。という状態でした。

ちなみに、彼MN君は決して「敏感」な方ではない筈です。
この日、偶然彼と一緒に居合せたクルマ好きの彼の友人が
「2.2のセプターでしょう?何が走るの〜??」と怪訝そうなので彼にもついでに乗って貰ったところ・・・
「危ないわぁっ!ゼ〜ンゼン、足が就いていってない。危ない。どうしてあんなに走るのォ〜!?うっそでしょうォ〜。」
(と、やっぱり名古屋弁でした)^^;



こんな話を私がホームページに書いたところで「大袈裟な」とか「嘘」だとか
そんな声も聞こえて来そうに思いますが・・・事実なんですね・・・。(^.^)

このクルマは私の通勤で高速道路を使用せず、そこそこ大人しく走るだけでリッター13を軽々とマークしました。

その後来社された何人もの方々にもこれの「試乗」をして戴きましたが、
「ご高齢のお父様には危険じゃないか」という声が圧倒的だったので車検後に引き渡す直前にこの磁石の山は取り外しておきました。(笑)
色々な方に戴いた「試乗直後のインプレ」では「調子の良いカルディナみたい」というのが言い得て妙な感じです。
大人3名が乗車していてDレンジで停止からのアクセルオンでも「ホィルスピン」という場面もあり、全員で驚いたものでした。





吸気への磁石の取りつけ例:
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以下取り付けの方法をテキストで書きますが
アーシングの話 でもリンクして戴いております
ハリアーの
「ざ・ばーねっくす」さんがこの装着の様子を写真入でご紹介下さいましたのでそちらをご覧戴くと分り易いと思います。
ちなみに、エーモンの製品が悪いとはいいませんが、粘着力が弱めでネオプレーンも弱い感じです。ご参考まで。

「ハリアーのページ」から→「改造編」→「22.磁石の装着」です。

「鳥かごの中(インプレ集)」にも色々とご報告戴いています。

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燃料ホースに磁石を取り付ける場合は「燃料ホースを挟む形で反発させた磁石でサンドウィッチ」にしますが、
「吸気ダクト」は通常φ80〜100程度の太さがありますから
いつもの「片側粘着テープ付きのネオプレーンシート」を3X30cmの長さのベルト状にして、端から順に同じ極性を上にして磁石を貼り並べます。
磁石の幅が2cmで隣同士の距離が8〜10mmだと「1枚の磁石で約3cm幅」
という事になりますが
セプターの場合は一番エンジン寄りのラバーの吸気ダクトを巻くのに8枚のネオレックでベルトになったものでぐるりと巻きつけられました。
あとはいつものようにタイラップで締め増しです。
これでOK。

巻きつける時の留意点は:
ベルト状に並べている為、ベルトがたるむと隣同士の磁石が裏側に着こうとしますから一瞬にしてぐちゃぐちゃの塊になります。^^;
手の入りにくい隙間に通す場合は
「樹脂製の30cm定規」等に片側の端を仮止めして向こう側に送るなど、工夫する必要があります。
ダクトが簡単に外せる場合は取り外して作業した方が簡単だと思います。

「磁石を使った燃料の改質」でご案内しておりますのでご参照下さい。

大切な事は:

磁力が距離の二乗に反比例して「磁力が弱くなる」という事です。

 

8.ATF/車検工場ではDV?

ATFの交換は以前から「純正指定フルードが安全」と申し上げておりますが、
セプターの場合、ATFはDUが指定されています。
トヨタのサービスに確認したところDUにはやはりDUでサービスを行うというお話でしたが、社内で通常「車検」をお願いしている整備工場さんでは「汎用DV」を使用しているという事だったので、フルードはキレイな状態だったものの、
DVが入れられている可能性があった為に車検前にトヨタ・ディーラーでDUでATF交換をして頂きました。

9.車検時のオイル交換によるアクシデント

そんなワケで私の手の入ったセプター君、10月一杯で車検が満了という事で車検に出しました。ブレーキ関係のチェック以外は殆どやることがなく、こちらで依頼したLLCの交換くらいで済んでしまった為に最終的にレッドラインを入れようかどうしようかと考えているまま車検に出したのですが、2日後に車検から帰って来た納車の営業マンに
「どう?このセプター、調子いいでしょう?」と聞くと
「・・・何だか貰っていった時よりも調子が悪いみたい・・・。」
といって、こんな顔(-_-;)してます。
で、彼が帰ってから自分で乗ってみると「全然フケが悪い」(-_-;)。

聞いてみると「エンジンオイルの交換時機が近かったのでオイル交換しておきました、エレメントも換えました」
といいます。
まさか「ミリテック」が抜けたからといってここまで「おかしく」はならないでしょう?
と思い、オイルレベルをチェックしてみると・・・。(-_-;)
フルラインよりも15mm程上までオイルが入っています。
(やっぱりね・・・)(-_-;)

車検の依頼先は名古屋市外なので「今すぐ抜きたい」というのも酷な話だったので近所のGSさんで「オイルが入りすぎなので少しだけ抜いて欲しい」
というと事もあろうにバイトの少年が「バキューム」で吸出しをしてしまい・・・・。
「すみません!バキュームのチューブが途中でちぎれてしまい、オイルパンに残ってしまいました。すみません、すみません!」
「・・・・」(T_T)
まぁね、オイルパンにチューブが入ったとして、それがエンジン内部に詰まる事はないわけですが「そのまま」にするのも気分が悪いです。
後日そのチューブはトヨタのディーラーでオイルパンを取り外して摘出、という事になりましたが、例の水害でディーラーさんは何処も未だに大変な様子で整備のスケジュールがなかなか取れない。結構そのままの状態で距離を稼ぎましたが別段変わったことはありませんでした・・・とはいえ・・・全く余計な事でした・・・。

チューブが抜けなくなる車は他にもあるようですから、皆さんもご注意くださいませ。

元はといえば悪いのは「車検」をやった整備工場さんですよね・・・。



そんな中でようやく「AWの後がま」が見つかり、この1ヶ月間スバルで整備の真っ最中です。
そう、又してもレガシィ。
しかも
又しても平成4年のBFです。
今度はBF5のGT−5MT、またまた少々濃い目のやや古い車両を購入しましたがこれまたどこまで改善を見せるか楽しみです。
(^^ゞ

※AWの記事にも吸気の磁化処理について追記しましたのでご覧下さい。一番最後のところです。


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