「よもやま話・14」
エンジンの快調を約束する日頃の心がけ
最大のポイントはオイルにかかっている訳ですが・・・。
エンジンの快調を約束する日頃の心がけ
- オイルのチェックは当然ですが
- エア・エレメントのチェックをマメにする
- ノズル、ジェットをクリ−ンに保つ
この3つが大前提になります。
エンジンに関して、出来る限り効率の良い仕事をしてもらう為に上記を言い換えるとすれば
- 最適な潤滑による温度管理で
- 最適な酸素供給を受けて
- 最適な燃料噴射によって
最大の爆発力、つまりエネルギ−をトルク軸に伝えます。
当然、吸気があって排気までが一連の仕事になりますが、
日頃のメンテナンスの心がけとしてはエンジンならこの三点になると思います。
これらはすべてユ−ザ−レベルの気遣いによって実行可能な最善の方法で、機械寿命の延命と燃費の向上といった最大の関心事への明快な回答にもなります。
つまり、上記の三点セットを実行していただけば、その車の持つ最大限の能力を引き出す事ができ、快適な走りが約束されます。
「ミリテック」であれネオマックスであれ近々公開予定のプラグの話であれ、悪い環境の中で使用しても
折角の効果が充分に発揮されない事がありますから、この三点セットはやはり「大前提」になります。
機械の作動には原因と結果しかありませんから悪い因子は必ず全体の足を引きます。
それは一枚のビ−ト板に何人かがつかまってバタ足で進むのに似ています。パワ−のある人は自分よりも遅い人に足を引かれます。
キモの話なので以下簡単に要点をまとめます
- オイルのチェックは当然です
安売りオイルは大丈夫なのか?にも書いていますが、極端な話「1000km」でダメになるオイルもあります。
安ければ安いなり、その値段なりのものと解釈しておいた方が間違いはありません。
安いオイルを1000km毎に交換しても安上がりにはならないようです。
最近私のオススメするのは カストロ−ルのシントロン。
(理由はカスの中ではマシで安く入手できるというレベル、フェチのヒトにはお薦めしません)
ちょっと予算が、という人には XF−08
或いはこの価格帯の製品。(寒冷地の冬季に10Wはちょっと辛そうです、5W
くらいの方がよさそうです。)
ディ−ゼル専用には RV−S。いづれにしろ「良い状態が長続きする」ものを「良いオイル」と評価しています。
良いオイルは高いけれど良い状態が長続きするので結果的には高い買い物にはならないといえます。
また、良い状態というのもエクセレントなら「ミリテック」を使用した時のフィ−リングは更に良くなります。
- エア・エレメントのチェックをマメにする
エレメントのメ−カ−指定交換サイクルは5万キロ。清掃は5000km毎。
給油毎にエレメントの清掃を指示している運送業者もあります。
3000km毎くらいに清掃が理想的ではないでしょうか、
3万キロ位で交換して欲しいですね。
ブロバイ・ガスのフィルタ−が詰まってしまい、ガス圧で破損してフレッシュ・エアのエレメントを汚損している事があります。
ブロバイの汚れにも気をつけると良いでしょう。
- ノズル、ジェットをクリ−ンに保つ
燃料添加剤の項目は手付かずのままですが、ディ−ゼルの項目でしつこく書いております。
インジェクタ−のノズルの汚れを落す為の信頼のおける燃料添加剤を使用することでノズルあるいはジェットの先端に付着する汚れを落し、
正常な霧を勢い良く発生させる。これが大事な事です。
例えばトヨタのフュエル・コンディショナ−(ガソリン用と軽油用があります)、
同じくトヨタ即効タイプのエンジン・コンディショナ−(キャブ車用とインジェクション用があります)。即効性というと心配な方もおみえかも知れませんが
エンジンコンディショナ−はトヨタのディ−ラ−さんでもメカニックの方々が通常の修理の現場でも使用していますから信頼して良いと思います。
出来る限りこういった洗浄剤のお世話になりたくないといった方は「プレミアム」を使用する事でこの使用頻度を減らせると思います。
あくまでも「保険」的な意味合いになりますが・・・。
通常5000−8000km毎にコンディショニングするのがベタ−です。
例えば新車から1万キロ程度のディ−ゼルにスモ−クが気になりだしたら、
このフュエル・コンディショナ−でスモ−クは消えますから実際の効果を物語るものです。ノズルの先端に付着した汚れが落ちる為です。
当然燃焼室内のスラッジ、ガム、カ−ボン質を溶解・燃焼する働きもあります。
勿論目に見えにくい為にディ−ゼルほど目立ちませんがガソリン車の場合も同じ事です。
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