「よもやま話・8(その2)」
続・「ミリテック」の新車への導入と新車のオイルメンテナンスについて
まずは、新車がお手元に届けられるまでの間に・・・主にエンジンオイルの話。それに ATF。
平成11年2月28日
昨日(土曜日)の事です。
運送会社の営業部長さんが新車を購入され、丁度今日(日曜日)「納車」だとおっしゃるので色々とアドバイスを差し上げていた訳ですが、「出来るだけ早く一回目のオイル交換をなさった方が良いですよ。」
と申し上げると、どういう意味かはすぐにお分かりになったようで、
「新車のオイルにはどうしても初期馴染みの為の切り粉が出るからですね?」とおっしゃいました。
その通りなんですが、実はもっと深い意味があります。
「よもやま話・8」 に書いております:
「納車前、或いは納車直後のオイルをチェックすると、やはり目視で確認できるレベルの金属粉が大量にある事が分かります。
私は、納車前に自らディ−ラ−を訪れてオイルとフィルタ−の交換をお願いする事をお勧めします。その時に「ミリテック」を添加して頂けるのがベストと考えます。」
というご提案をしたところ、やはり「そんなにすぐに?」というリアクション。
「そう思われますか?」という事で、次の様なお話をしました。
新車がお手元に届けられるまでの間に・・・:
すると、「説得力ありますねえ、その話。チンタラやっていたんじゃ稼げないですから当然そうなるでしょうね。」と妙に感心されたご様子で、
「良い事を聞きました、それじゃ早速ディ−ラ−に電話して明朝こちらから伺うことにします。納車を待っている事など無いですものね。こっちから行けばいいんですから。」
という事で、部長さん。今頃さぞ気分良く「新車の快適性」を味わっておられる事でしょう。
陸送の機会は「並行輸入車」などの場合、必然的に増えるようです。
並行輸入車の陸送をなさっていた方からも「ベタ踏み・爆走」の証言を聞いています。
たとえ新車でも「自分が乗る前にオイルとエレメントを交換する」のは「より良いメンテナンスの為の入り口」になると思います。
折角大事にするなら上記の方法が一番じゃないかという訳です。
車の価格を考えた時に、自分が走る前に交換するオイルとエレメントの金額など大した投資ではない筈です。
ヘタってもいないオイルを替えるのは少々の抵抗感が否めませんが、それなら少しでも一つの機械を長持ちさせようとする努力の方が有意義だという価値観も説得力を増しますよね。
そうして、より良いメンテナンスを初めから心掛ける事によって機関の延命に繋がり、結果的には余分な廃棄物も減らせる筈だと信じます。
次に、新車の ATF に「ミリテック」を導入される場合。
本来 ATFの「入れすぎ」、または「不足」は「ATF 自体の発泡」を招く為 AT の応答が遅れるなどの症状が出ると思います。これは油圧機器である所以ですが、ブレ−キ・フル−ドに気泡が入るとスポンジを踏んでいるような感じになるのと同じです。気泡は圧縮によって縮まってしまう為に圧力をかけて押し付けなければならない部分に力が伝わらなくなります。
ATF には「消泡剤」がブレンドされています。(「オイルに含まれる添加剤成分」へ)
もし、「ミリテック」の導入により ATF の「消泡剤」が効果を失わないかという不安をお持ちの方がみえましたら、「ミリテック」を ATF に規定量混ぜ、振ってみると良いでしょう。(心配ありませんけど、念の為とおっしゃる方に)
ちなみに、「ミリテック」の油圧関係への投入比率は1.5%です。6%ではありませんのでご注意を!
大体の車の場合6−8リッタ−のATFに対して120mlの「ミリテック」という事になります。
WHAT IS ”ミリテック” ?
こちらでご説明していますので御参照下さい。
全体量が8リッタ−程ありますからこの全体量に対して120ml程度の増加はまず問題ありませんので、注ぎ足しで
OK です。
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