ネオマックス30「5連装」、取り付け方法のアイデアについて
引き続き「ネオマックスの連装」について、
今回はその取り付けのアイデアを私なりに考えてみましたのでご紹介します。
平成12年1月31日
平成12年2月7日:取り付け方法とネオマックス連装にハイオクの体感結果(2ヶ所)追記
ただ、取り付けに関しては「意匠」の問題が付きまといますからこちらで供給する事は出来ませんので御諒承下さい。
(どうしても困ったという方はメールでご連絡下さい。)
先ず、これの取り付けに関して
「嶋本さんは頻繁に付け替えているようですが、簡単な方法があればご教授ください」といったお問い合わせが多いので、ここでご紹介する事にしました。
(^○^)
もともと強烈な磁力を誇るネオマックスですからエンジンルームの熱を受けたとしても排気マニホールドの真上などでなければ(有り得ませんね)さほどの問題はないだろう位に考えてはいた訳ですが、少しでも熱を嫌えれば越した事はない筈で、今回の「連装」を実施するまでに色々とその取りつけ方法について思考錯誤を重ねる中でこれまで利用していた一番手軽に入手できる「ビニールテープ固定法」から少しお利口な方法を考えました。
というのは、ビニールテープはその作業性の問題で2個をセットで使用する場合にも物理的に「一つずつ固定する方法」でなければしっかりと固定できないという作業面での煩わしさと、セットの片側は一つ目のビニールテープの上にセットせざるを得ない為に両極の磁力が変わってしまう点がもともと「ちょっとイヤ」でした。(^^ゞ
で、ある日ホームセンターで何か使えそうなものは無いかと物色していたところ、良いものを発見しました。
それは「片側に両面テープの施された5mm厚のスポンジシート(300X300)」で、私はこれをひと目見た瞬間にピーンと来ました。
「これなら断熱効果も多少期待できる!」(このシートは1枚500円くらい)
あとはこれの固定をする為に電線などの結束に使用する「タイ・ラップ・バンド」を使用すればズレる心配も無ければしっかりと固定できる訳です。(これもホームセンターで売っていました)
磁石の長さは30mmですからこのシートを35mm幅の短冊に切る。
で、全長300mmは必要ないので150mm、つまり半分の長さにしてこれが1個所分。
シートを磁石の長さよりも太くするのは「どうせ隣同士は反撥するので隙間ができる」為に余分をとっておいてホースへの熱と磁石への熱をここで少しでも嫌おうという配慮です。
150mmあると当然余分が出ますが、これは余分に巻き付けてしまえば「仮止め」と「断熱」の意味で利用できます。
(で、実際に試してみましたがこの取り付け方法ならば3個セットをトライアングルでも1発で決められます。(^○^))
Feb.7,2000 追記
もう少し詳しい取り付けの説明(取り付け方法が解らないというご質問が多いので補足します)
- 短冊にしたスポンジシートの両面テープに予めN極を表にして2枚の磁石を貼りつけます。
例えば左端から1枚貼った約2cm隣に次の磁石を貼りつけて(右側が7cmくらい余ります)
燃料ホースに磁石が平行に向き合うようにセットして余りのスポンジシートでくるみます。
- この時完全に平行になるようにがっちりときつく巻き付けて余りのスポンジシートでも締める感じです。
- その上からタイラップで締める。
※
貼りつける磁石と磁石の間の距離を調節して(燃料ホースの太さによって違います)
真正面を向くように貼り付け位置を決めます。
最初のひとつをサンプルに、あとのセットは予めこの距離関係で2枚の磁石をスポンジシートに貼りつけておくと簡単です。
磁石の極性は赤い印の方がNです。
方位磁石を向けて確認してNが振る方がSです。
今回テストした車両の中では・・・:
「MPV」のフュエルホースは「むき出し」のハダカでしたが
「クラウンバンD」と「MR2」の場合はヒーターホースとフュエルホースが平行して走っている為にフュエルホースにはウレタンラバーホースが断熱被膜として施されています。
クラウンバンは当初からこの被膜の上から磁石の取り付けをしておりましたがMR2に施工する時点で、スポンジシートだからこの断熱被膜は取り去っても問題なさそうだ、という事でMR2では慎重にこれを切り取りました。
この為MR2はこの被膜を取り去ったところにネオマックスがフュエルホースに直接セット出来ました。出来るだけ隣接距離を狭める事でスポンジシートが1周半以上巻いているのでホースも磁石も少しは断熱の恩恵を受けられる筈です。
実際に作業してみると非常に作業性も良く、スポンジシートは短冊で両面テープが付いていますから余分な長さになる部分が「仮止め」にもなるので、その上に結束用タイラップも簡単に締められます。(スポンジシートも出来るだけきつく巻きつける事はいうまでもありません。)
そんな訳で、MR2のネオマックスは燃料ホースの断熱被膜を剥がして取り付けておりましたが、クラウンバンに5連装(こちらは被膜付きのままで5連装)して10日・・・。
距離にすると500km程走った頃の事です。
ふと「黒煙テスト」を思い立って床までベタ踏みを繰り返しましたが・・・「全く黒煙が出ていない・・・」
これには流石に感動ものでしたが、
いや、「全くは大袈裟でしょう、嶋本さん」とまた言われてしまいそうですから、
念の為に「1級整備士」さんをディーラーに訪ねて一緒に確認して戴きましたが、やはり目視で観察する限り黒煙は出ていません。
で、一昨日どうも気になっていたこのクラウンバンの断熱被膜を切り取ってネオマックス5連装をフュエルホースに直接当たるようにセッティングをし直しました。
バイパスと一般国道の帰り道、つまり会社から自宅への復路50kmの印象ですが、はっきりと「トルクアップ」を体感出来ました。
トルクが上がった感じは「アイドルの力強い太いエンジン音」にも感じられますが「実際に巡航している時は逆に静か」になっています。エンジンの負荷が減ったような感じですからその分だけアクセルの踏み込みが少ないせいだと思います。
このところ古いとはいえSC付きのスポーツカー(これも絶好調ですが・笑)にも乗るせいもあり、ディーゼルゆえの重さに若干の辛さを感じておりましたが、「これに満足行くディーゼル」に生まれ変わったという感じでホントに嬉しくなりました。(^○^)
蛇足ですが・・・、
前回のご報告の最後の部分にも触れていますが、他のマグネットグッズにも効果はある筈です。
ただ、先日あの有名なマグネット・チューニング・グッズを量販店で確認してみました:
「おお、やはりN極で反撥させているな・・・」と思い、陳列ハンガーに戻したところ、・・・ナント!一つ奥にあったものが手に持っている方と引き合っているじゃぁあーりませんか!!
「???」
極性が同じならば商品のパッケージ毎に反撥し合う筈ですから不審に思った私は改めてその二つに方位磁石を向けてみる・・・。
すると奥にあった方はS極で反撥させてありました。
まあ、どちらでも大差ないという意味なのかも知れませんから他意はありませんが、オリジナルの「安い方」も「スーパー」と名付けられた高価な方もN極のものとS極のものが雑多に陳列されていました。ちなみに、磁力はどちらも私の感じではやはり強くはないようですネ。
と、まあ、色々ある訳ですが、少なくとも効果がある事は間違い無いです。
どの程度の差が出るかというのは状況次第のようです。
つまりディーゼルの場合は比較的簡単に効果が体感できる=つまり「3連装」位からが確実です。
ガソリン車の場合は1600ccクラスならば確実に「5連装」から本格的な変化が起こります。
MPVの場合2500で、7セットでかなりのところまで行きましたから基本的に「排気量」との関係が深いのだと思います。
2000ccクラスならば6セット辺りが良いようです。
「セッティング・スペースに問題」のある場合にはシトロエンXMの方がそうしていらした様に、
「フュエル・ホース」をオリジナルよりも長いものに交換して「ループ型に迂回」させてそこに「ネオマックス連装」を施工されているという方もおみえになります。
ホンの少々のそうした「改善」で「より自分のクルマ」になる事は嬉しい反応ですよね、クルマが愛しく、そして可愛く思える瞬間です。(^○^)
ハイオク仕様の場合にレギュラーを使用するとノッキングが起こる事が知られていますが、ネオマックスで燃料がここまで改質できればハイオク仕様でもレギュラーでノック知らずになる可能性もありますね!!(^○^)
取り敢えず、現在私のマイカーであるNewMPVも平成元年式AW11(S/C)も「ハイオク」を焚く必要性を全く感じません。
パワーが出ているという事はそれだけ不純物の残留も少ない筈ですからね!
Feb.7,2000 追記
絶好調のMR2にハイオク・・・:
・・・という訳で取り敢えずここに「ハイオクを入れる必要性は全く感じていなかった」訳ではありますが、
というのも、ネオマックスの効果を確認する為にこのところレギュラーしか使用しておりませんでした。
今度は「ここにハイオクを入れるとどうなるか」が気になって来ると試してみたくて我慢が出来なくなったので、
低域の野太くなった絶好調のMR2にハイオクを入れてみました。
これまで色々なクルマで「ハイオクとレギュラーの焚き比べ」は何度と無く繰り返しましたが今までの感じとは全然違います、
相乗効果というのはここまで燃料の差を際立たせるのだ、という事に改めて感動するほどの劇的な変化がありました。
燃料が違うのですからパワフルは当たり前の様にも思えるかもしれませんが圧倒的に静かなのにも驚きます。
モリモリとした逞しさの中に荒々しさというよりは「滑らかなエンジンになった感じ」が強く出ています。
これまでガソリン車でレギュラー/ハイオクの違いをこんなフィーリングで味わった事はありません。まさに衝撃的な変化です。
例えばプラグの違いを確かめるのに「ミリテック」を使用している場合にプラグの違いによるエンジンの表情の変化が輪郭をはっきりと出すように、といえるかも知れません。ネオマックスの5連装をしたMR2はレギュラー/ハイオクの燃料による表情の違いを又はっきりと映し出したといえそうです。以前何処かにも書いた記憶ですが
「軽油のレギュラーとプレミアム」の差はかなり分かり易いものです。
もともと振動=ノイズに黒煙、それに加速の悪さという三点セットは「ディーゼルの掟」として認識されていますから変化としてこれらの低減が起こる為に「分かり易い」のだろうと思います。
ちなみに、今回MR2の「焚き比べ」では燃料警告灯が点灯を始めてすぐにハイオクで満タンにしていますから、
満タン41リッターの内容がほぼ「レギュラー7L+ハイオク34L」という内訳です。
取り敢えずMPVもハイオク効果を確認したくなりました。(笑)
こうなると燃料添加剤も物色してみたくもなるのですが、
実際問題としてクラウンバンでこれまでにも色々と試してはみましたが給油の都度というのはどうしても面倒でイヤというのが正直なところです。私は給油の頻度が高いですからね。現在のところネオマックス連装で燃料添加剤は必要性を感じてはいません。それと・・・、GSで燃料添加剤の投与を目撃される度に:
「嶋本さぁん、・・・また何か変なもの入れてェ、うちの燃料はそんなもの入れなくたっていいですよ。ちゃんと優秀な揮発油を売っていますから」なんていわれるのも、それに言っている方もあまりスッキリしない気分が残りますよね。
そう言われて隠れてまで入れるものでもないでしょう?(笑)
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