「よもやま話・3ミリテック」
新型「MPV試乗車」と「ミリテック・MPV」の比較対決!
平成11年10月19日
NewMPVのCVへの「ミリテック・グリース」その後。
+4WDのRotallyBladeCouplingと「ミリテック」の使用に関して:平成12年6月25日追記
10月初旬の事ですが、MPVの試乗車を再び運転させて戴きました。V6−2500cc
DOHC。
購入前に試乗したその車両です、走行距離は700キロ。
7月中旬に私が試乗した時点では300キロでしたからこの2ヶ月強で400キロ「試乗車」として使用された訳です。(少ないですね)
おそらくオイルとエレメントは一度も交換していないでしょう。
(しまった!
オイル・チェックもすれば良かったですネ。)
今度機会があったら覗いて見ます。
まぁ、この通りこうした試乗車のハンディ・Cを計算に入れるかどうかは別として、恐らく試乗車というのはこうした状況での使用を余儀されるものでしょうから、それとの比較で「ミリテック」の効果と私の推奨する整備レベルの気遣いがどの程度の性能差を生み出すものかという事を実証できればと思います。
で、10月2日の昼過ぎの出来事でした:
我が家全員でディーラーさんにMPVで乗り付けて、家族6人がドヤドヤと試乗車に乗り込み、我が家の「ミリテック・MPV」との比較対決です。
まずは構内を端から端まで通り抜けて表通りまで出ると「アリャ?」
異常な程の重さ・・・。
これはエンジン音が「グォー」というある種のがさつきを示している為に、それを耳で感じてしまう事が体感的な重さを余計に演出するようです。
そして往復6キロ程走行した感じでは
「この車はミリテック無しでは辛い」
というのが正直なところ。
マツダさんはKシリーズというV6エンジンを手掛けて久しい訳で、これはマツダさんだけでなくどこのカーメーカーさんもこぞってV6をリリースしていますが・・・。
私の考えとしては小排気量のV6構造というのは
シングルカムでさえ軸数が2本になるので軸の支持部は最低で4ヶ所、
つまり「それ自体が摺動抵抗」を生みますからDOHCで効率を上げようとしても軸数は倍の4本で支持部は8ヶ所に増えます。
おまけにダメ押しの24バルブ。高負荷時の給排気効率は上がりますが4バルブの構造は単純に
凸凹軸(中国語:Camshaft)の凸凹が余分に付きますからそこが衝突する軋轢は倍近くなる訳です。
低回転域でトルクの薄くなりがちな2000cc前後のエンジンではこの「構造上の摺動抵抗」に負けてしまって4バルブなどの「高性能」「高効率」を謳ってもそれ自体が机上の空論。
結局「回さなければ仕事にならないエンジン」ですね。
少なくともミニバンという範疇の車両に関しては図体がデカい訳ですから空力特性も悪いし、大勢乗れば当然重い。
エンジンはもともと負荷が高くなればなるほど上で仕事をしなくてはならない宿命がありますから、ミニバンのような車に高回転型を載せれば空っぽでも高回転、重くなれば更に・・・、という事です。
ホンダさんのミニバンシリーズもやはり仕方がないんでしょうが高回転型エンジンが載っていますから「うるさい、走らない」の定番のようです。
- 長距離移動の多いアメリカの様な環境では例えば日本で「マーク2」と呼ばれる車が「Cressida」という車名で販売されている事はご存知の通りですが、主に売られていたエンジンは22Rという2400ccのOHC4気筒です。(過去形でしょう)
- なぜ4気筒かというと、4気筒の方が低域のトルクが出し易いという特性がある為で、これは長距離を巡行する場合にはハイギアードの低回転でよい仕事をこなすという意味です。
ただし、2400ccというところがミソです。
2000ccの4気筒では高回転域で仕事をせざるを得ない為にあと400cc分の出力及びトルクが必要になる、”つまりそこの排気量とのバランスの問題”です。
- そうして考えると察しの良い方はもうお気付きの事と思いますが、
エスティマのエンジンは2400cc OHCの直列4気筒です。
この車はミニバンであり、北米仕様も同じエンジンでPreviaとして売られて来ました。
ただ、ミニバンに2400ccは特にエスティマというサイズには酷だったという不評の部分は後にスーパーチャージャーで補填してきたというご存知の経緯です。
新型MPVに関してもこのフォード製 V6−2500、DOHC 24Valvesで販売されると聞いています。大丈夫なのかなァ・・・。
2000ccというところがチョット引っかかったのではありますが、そんな意味もありまして、私は最後まで4気筒の新型MPV「標準車」が気になって仕方ありませんでした。でも乗車人数の事を思う時、重たくなれば当然辛い事は目に見えている訳です。
4気筒のノイズと振動は「ミリテック」で相当改善できる事は経験上解っていましたから標準車でも何とかなるのでは・・・、という期待からでしたが結局は周囲の意見も採り入れて「購入したのはV6−2500」の方になりました。
- MiniVanの教科書
ともいわれる Chrysler Voyager ですが、同じV6でもOHVです。
排気量は3300ですが、なぜアメ車は未だに時代に逆行したようなOHVを使うのかというと、矢張りこれもOHVが低域高トルク型になる為です。参考までに、ここでもう一度新型MPVのV6−2500と比較してみると・・・、
Chrysler Voyager: V6−3300cc/OHV
最高出力(ps/rpm) 最大トルク(kgm/rpm) 160/4,850 28.0/3,250
Mazda New MPV: V6−2500cc/DOHC
最高出力(ps/rpm) 最大トルク(kgm/rpm) 170/6,250 21.1/5,000
という訳でピークだけでの比較ですが、とんでもない程の違いがあります。MPVの2500ccはDOHCで最高出力では170psというところが面白いですね。やっぱり回してナンボ。
スペックで言う「最高出力」なんてものはあんまり役に立たない、というのが良く分かると思います。
ボイジャーは2.2tでホィールスピンするといいますからどれほどの底力か解ります。
で、試乗車は、というか全くのノーマル状態(と私の推奨メンテナンス済み)とでの比較では下記の様な結果でした。
- 発進加速から巡行時までの全体に重さを感じます。
- 重さを更に演出するのはやはり先程の「エンジン・ノイズ」でしょう。
今の話で構造上の摺動抵抗が多いばかりか、タイミングをチェンで取っているせいも大きそうです。
- 私のMPVがSBC・チューンドプラグに換える前に感じていた「グロロロ音」は逆に感じませんでした、それはエンジン自体が発している「がさつき」によるノイズの方が圧倒的に大きい為だと思います。
- 3列目シートでの家内の感想は「なんか重たそうな音してるね」でした。
確かに重い感じでダルな表情はもともと感じていた通りなんでしょう、新車のオイルをいきなり交換して「ミリテック」を入れるという私のオススメは「変化が体感できない」という弊害はあるものの、こうして歴然とした違いが出て来ました。
まあ、何度も言いますが試乗車に関しては「走行距離が700キロでアタリも出ていない」
それに試乗車ですから色々なヒトが好きなように試乗する車です。
それでも基本的にセールスマンが同乗するのが常ですからあまり過激な事をする人はいませんよね。
痛んでいる訳ではないにしろアタリを出す努力はされていない車両であるというハンディは認めるとして・・・。
試乗車で比較するというのは試乗車が気の毒というかマツダさんが気の毒かも知れません。
余りにも歴然とした予想以上の差を体感した為、正直に書くと「試乗車」という条件でのこの車両にかなり気の毒な気さえして来ました。
で、しつこく条件が違う事をアピールもする訳で、再度確認の為に繰り返しますが
私のMPVは新車から3回のオイル交換を経て、2400キロを高速道路を含む「馴らし」をしています。初期段階でのベタ踏みテストもしていますから、そろそろこなれて来ている頃でしょう。
それでも、今回試乗車を改めて運転してみて、その大きな差を再認識出来ましたので、逆に私も日頃こちらのホームページで自ら推奨している初期メンテナンスの方法が間違っていないと、更に確信を得ました。
良かった良かった。(^○^)
担当セールスのT氏によれば、構内で駐車場所の移動の為にエンジンを始動しただけで「ミリテック・MPV」は、
「アレ?この車はやっぱり静かだな」と感じたといいます。
PTFE添加剤のS×−8○0○を扱っているマツダさんですが、T氏も今や「ミリテック」の信奉者です。つまり彼も既に私の毒牙にかかった訳で・・・。
(笑)
余談です。
「QM△のS×−8○0○」
ご存知の通り、マツダさん系列で全国的に販売されているオイル添加剤です。
ディーラさんの社内の方々もこれを使用された方が多いという事ですが、
MPV購入の商談中にこんな問答がありました。
セールスのT氏によれば、
「8万キロ効果が持続するという部分がお客様にもお勧めし易い。」というお話でした。
逆に「これはスゴイぞ!」という社内の評判も聞かないようでしたが、
「8万キロに一度の事ならば保険の意味で」と皆さん納得してその部分でユーザーさんにもお勧めしているというお話でしたから
その後色々と添加剤の成分とオイルの話をするうちに、
「エ?フッソが8万キロ持つんじゃないんですか?」という素朴な疑問符を投げられたので、
「何が持つんですか?だって、入れても何も変わらなかったんでしょう?」
「・・・?」
「そう。始めから効いてない。効いているならきっとオイルは長持ちしますよ。そうでしょ?」
と、我ながら「分かり易い話」だと感心しながらの問答でした。(^^ゞ
で、今と同じ事をメールに書いてご返事を差し上げる訳です。
それに、フッソのフライパンは料理をしていても剥げますよね、焦げ付きはしないけれど油もはじきます。それって、エンジンの中でどうなっていると想像すると気分良く過ごせるでしょうか。で、エンジンオイルは長持ちしました?って。
PTFE(フッソ樹脂)系のオイル添加剤を使用しています、「ミリテック」の導入に当ってフィルター交換は必要ですか?
その場合、「PTFE
Removal」にある方法でPTFEの除去作業を経た後でないと「ミリテック」を導入できませんか?
といったご質問です。
通常のオイルだけの場合には確かにこれは汚れが落ちますが、必ずしも頻繁にこれを行う必要はないでしょうね。
まぁ、「ミリテック」を使用している限り必要なものではなさそうです。
短時間で汚れを溶解できる能力の溶剤を含む訳ですから、特別な理由が無い場合は出来るだけ避けてベターというのが古いようですが私の考えなんです。
ご質問も沢山戴いておりまして、毎夜メールと格闘しております。そろそろこうして「よもやま」へのFAQの書き込みはやめにして「FAQのコーナー」を作成してそちらに集約する必要が出て参りました。ご覧になる皆さんも恐らくその方が読みやすいでしょうね!
そんなワケで「当日中に返信」を基本にせっせとメールの返信を差し上げております。
メールアドレス、特にオーダーフォームへのアドレスの記入は手作業になりますが「正確に英数字で」お願いします。
返信の未着は「メール津波で沈没」以外にメルアドの不備の可能性がありますので、返信の未着の方はお手数ですがご自分のアドレスを文末にご記入の上再送をお願いします。
平成12年6月25日追記:CVへの「ミリテック・グリース」その後。
久々に「よもやま話」への書き込みです。
私のNewMPV(V6−2WD)は現在OD:6900km程です。
その後意外に距離が出ていないのは
この2点が大きいのはご想像の通りだと思います。
現在は「家族全員で移動する時のトランスポーター」であったり、私がクラウンバンDで出社した時の「幼稚園バスまでの子供の送迎」といった用途でのみ使用しています。
私がMR2で出社した時はクラウンバンDが幼稚園バスの送迎に使用されます。
MR2の走行距離が11月末から現在で1万キロを数えている事をみると「チョイ乗りの距離もクラウンバンで稼いでいる状態」が想像できます
(・・・というよりも我ながら今改めて認識しました・・・笑)
これは「できるだけMPVでチョイ乗りは避けたい」という意向もありますから、そうなるとご老体のクラウンバンDは更に苛酷という気の毒な話でもあったりはします(こちらは先日22万キロのゾロメを越えました)。
それでも「新車」という財産の保全という意味では間違っていない行為であると信じています。(再度・笑!)
- MPVはOD:4000km時点でオイルとエレメントを交換してから現在6900kmまでシントロンを使用しています。
MR2のリヤドライブ(CV)へのミリテック・グリース施工を行った車検後にMPVも購入先ディーラーさんでCVジョイントを分解してミリテック・グリースの処方を受けました。6000km位の時でした。
ミリテック・グリースの効果は改めていうまでもないといえばそれまでですが、験されていない皆さんには初めての話になるかと思いますのでその変化とその後の様子などレポートしたいと思います。
MR2の車検時のメンテナンス項目で書いていますが、その「想像以上の効果」には、目を見張る程の変化があった訳ですが
いかんせん「MR2は10年前のクルマでしょう?」という問題が就いて回るので、今回「殆ど新車のNewMPV」がどうなったか、という話に触れざるをえません。実際にはどうだったのかといった部分は皆さんも気にかかる部分だと思いますので、ここにMPVでの体感変化のご報告をすることにしましょう。
新型MPVのCVジョイントはブーツ部分のバンドが少々厄介なバンドで締められており、特殊工具が必要です。
ブーツを除いたバンドとグリースという構成部品だけの部品セットを使用してもらいましたが左右で9000円ほどしました。
単純なのにメチャクチャ高い部品ですね・・・(苦笑!)更にここの「分解整備費用」が結構な値段で(・・・し、しまったッ!!・・・汗)
だった訳ですが、勿論普通は(私も)事前に見積りを出して頂いてから作業にかかりますよね。
今回はMR2での結果を受けて浮き足立っていたのと、新車での施工でどのような変化が起こるかという実験の意味もありましたから仕方がないんですが・・・。^^;
- NewMPVへの ミリテック・グリース/CVジョイントへの施工:
まー、なんというか、まだまだバリバリの新車でありながら「CVジョイントを取り外してグリスアップをやり直す」というオーダーはいささかディーラーさんには迷惑な話ではあっただろうとは思いますが、購入先のサービス工場長さんと副工場長さんを交えてお願いすると快く引き受けて下さいました。(^○^)・・・・・・・・・・・・・・・・でも、結果は「高ぁーいお仕事」でしたが・・・。(-_-;)
ともあれ作業の当日、午後9時頃会社帰りに立寄ってみるとまだ作業の真っ最中。丁度バラしたCVが脱脂されて丸裸の状態でした。
臨時の入庫車両の為に塞がっていたブースが夕方にやっと片付いて7時頃から作業にかかってみると・・・「特殊工具が本社にしかない!」とかで、それを取りに走ったりと大童(おおわらわ)だったそうで・・・。まぁ、主犯格の例のブーツバンドは見るからにややこしい形状のバンドでしたが私も少しだけ(邪魔をしながら)お手伝いをしてその後1時間ほどで作業完了。パチパチパチ。で、納車されたのは午後11時近く。(結構マツダディーラーのサービスさんは毎晩遅い様で、大変ですね。ありがとうございました!!)
で、当然私は「我慢が無い」ので納車して下さったメカニックの方をMR2でディーラーまでお送りしてから自宅に戻り、午前0時近くに雨の中を少しだけチェック。
あーりゃ?なんだ?この軽さ??スーって行くね、やっぱり・・・。
んー?なんか、加速も軽くなってるよ、やっぱり・・・。(とかとかブツブツひとりごと・・・)
スゴイよねコレ、やっぱり効果あるヨ、新車でも・・・。
そう思うとニヤニヤしている自分に気付いて「明日にしようね。また今度、天気のいい日に乗ってみましょう」(またひとりごと)
(トシとると増えるんです・・・独り言)
てなワケで帰宅しました。その後、晴れた日曜日には「体感」の為に何度か乗ってみましたがそのたび「やはりMR2で起こったものと同レベルの改善」のある事を乗る度に体感できました。
- 具体的には「独特の滑らか感」でロード・ノイズとこれにまつわる振動が激減します
- 「ミリテック」特有の「エンブレの効かない感じ」というのが際立ちます
- CVのノイズ(カラカラカタカタ)が出ている場合も治まる傾向を示す筈です
- 通常「CVの鳴き止め」として販売されているCV用グリスなり添加剤は一ヶ所分で大体2〜3000円位しますから
ミリテック・グリースが14オンス(400g)で1600円というのはメチャ安いですね。4ヶ所分は充分あります。- CVの場合、ご存知の様に右と左にインナー&アウターがありますからFFのMPVの場合で4ヶ所(MR2の場合もFFの構造がそっくりそのまま後ろに付いているので同じく4ヶ所)レガシィなどの様にFF構造に「センターデフを介してリヤデフとリヤドライブがある場合」にはリヤにもあと4ヶ所(つまり合計だと8ヶ所)ということになります。
CVのグリース施工以降、家族全員とかプラス「姪」を乗せて(乗員の総重量230〜250kg程度で)片道100km程の行程を2度ほど「ややエコラン」を試してみました。結果は10.0KM/Lと11.0KM/L。(この数字はたまたま小数点以下2桁を四捨五入して得た数字で大雑把な数字ではありませんので念のため)
10KM/Lの方は「姪」もプラスで250kg、しかも1000m級の峠越えを含む往復200kmでのデータです。計測用の燃料は「間違いの無い満タン」をセルフで試みる為に毎回自分で溢れさせていますから大袈裟な数字ではない筈です、
ただ、いつも言っていますが「燃費は好調である事の結果でしかない」というのが私の考えですから「参考」までにご報告しているに過ぎません。ちなみに燃料はShellの無鉛ハイオク(IC燃料)、これはセルフ給油のプリペイド方式で現在リッター105円です。
今回、MPVへの「CVにミリテック・グリース施工」はグリース代を含めて5万円近い結構な金額の投資となりましたが、結果で考えれば「投資効果」は充分にあったと納得しています。(^^ゞ
NewMPV/4WD: 「RotallyBladeCoupling式 4WDコントロールデファレンシャル」と「ミリテック」
RotallyBladeCouplingつきの4WDのリヤデフに「ミリテック」を使用しても問題ありませんか?というご質問を頂きましたのでちょっと調べてみました。
ちょっとディーラーさんで整備書を紐解いて勉強してきました。
すこしだけです(笑!)
RotallyBladeCoupling 自体はリヤデフに隣接する形ですが実際にはデファレンシャルの内部装置という形になっています。
RotallyBladeCoupling のケーシングには粘度の高いシリコンオイルが封入されていて
前輪からの空転がブレードを回す=いわゆるトルクコンバータのような機能を果たすのがこのロータリーブレード。
で、ブレードの起こすプレッシャーでカップラーを押して「ATMと同じ構造の多板式クラッチ(ここにはATFが封入されています)」を圧着する事で駆動力をリヤデフに伝えます。この「内部装置」は今申し上げましたようにデフの内部に浮遊している「密閉された機構」なので、この内部に封入されている「粘度の高いシリコンオイル」も「多板式クラッチに介するATF」もデフに入れられたGL−5のハイポイド・ギアオイルと混ざることはありません。
つまり、
使用している油脂がGL-5のハイポイドギアオイルだけである事からもお分かりだと思いますが
「RotallyBladeCoupling」という機構自体は上記のケーシングが密閉された状態でデフオイルの中に浮遊している構造ですから単純ないい方をすればFRのデフと同じですから「ミリテック」の使用に関して全く問題ありませんのでご安心下さい。