「よもやま話・4」

ディ−ゼルの黒煙はどれ位減るか

車のオイル・メンテナンスと「ミリテック」の使用法について進めて行くつもりではありますが、どうもこの添加剤の世界に拘わってからというもの、どうしても他の添加剤の話がついて回るのでその事にも触れなければならなかったりでナカナカ本題の話が進まない状況ですが、 「GRP」 のように高額でもユ−ザ−のインプレがなかなか良い物は別として(「ミリテック」も本来は私の扱う量だと1万2千円なので高額商品です)、ひどい目に遭った話も多いので値段に騙されない様にして頂きたいので、またもやその他の添加剤の話です。

今回は「ウ◇トラ・パ○−ゴ−△ド」


バイク屋さんのネット・ワ−クで販売されているのか、私の知人は「近所のバイク屋さん」で薦められて「ご近所のよしみ」で1年半程前からこれを添加してもらっているそうです。新車のグランビア 3.0D Turbo勿論 EFI。

そこのショップによれば、1万キロだか2万キロだかオイル交換は不要という話だったそうですが、(実は、説明書には6万キロと書いてありました)

「当初は確かにふけが良くなったようだがすぐに普通になった。」
「2度目にオイル交換をした時には、その前と同じ「 ウ◇トラ・パ○−ゴ−△ド 」と「◇ス−2000」というのを両方入れてもらったけど、前回と同じく始めのうちだけ少しよかったかな?考えてみればただの新油効果だったのかもしれない。」
「最近、坂道で後ろの車に申し訳ない位、黒煙が出る」


という、私の知人の報告です。他のペ−ジにも書いているように EFI つきディ−ゼルは私の知る限り通常のメンテナンスで殆ど7−8万キロまでは黒煙が気になりません。黒煙の気になる場合は余程乗り方が荒いか、余程馴らしが雑だったかのいづれかで、2−3万キロで黒煙が気になる話は始めて聞きました。
ご本人曰く「こんな事なら、おかしな添加剤入れずにまめにオイル交換した方がずっとマシだったかったかもしれない。」というコメントです。

「ミリテック」を入れれば黒煙は止まりますよ。私がそう言うと、「止まるは大袈裟でしょう、そんな事言うと嘘になるからやめた方が良いよ、嶋本っちゃん。」と、グランビアのオ−ナ−。
「はあ・・・、じゃ殆どなくなります。」と答えると、
「殆ども大袈裟じゃないの?」となかなか信じてもらえません。が、現実に私の車は殆ど黒煙が出ません。

(ただ、このバイクショップの選択していたオイルはやたらと重たかったそうですから、別の角度から検証してみる必要もありそうです。)

 


このやり取りが少々気になっていたので、昨日いつも車検をお願いしている整備工場さんで自分の車を「ディ−ゼル・スモ−ク・アナライザ−」にかけていて貰いました。車検項目にある黒煙の欄には毎年同じ様な数値が記入されているため念のため確認すると「通常このアナライザ−は使っていない」という返事。スモ−クの少ない場合は「目視」確認で良くなった為らしいのですが、「
ということで、アナライザ−は相当埃をかぶった状態で、取扱い説明をいちいち見ながらの作業。

「アレ?全然出ないじゃない。」と言いながら何度もアクセルを踏みしめ、「全然でないなあ・・・」と工場長。そうこうするうちに 4−5回チェックしましたが、出てきた数値にばらつきが大きすぎて、信頼性がどうなのか・・・。アクセルの開き方で全然違う数字が出ます。「規定の方法で黒煙を測定する」と書いてあったのですが・・・。

10%以下が3回、約20%が2回。この平均値だと13−14%ということになりますが、ふだん全く使っていないというのでちょっと信憑性がない様に思います。この件に関しては再度トヨタ・ディ−ラ−さんでお願いしてみたいと思っています。検査結果はここに追記します。ちなみに、通常の車両で良好な黒煙の量は25−28%位のようです。そこら辺りも大体の数字を聞いてみようと思います。更にオイル交換は180,200kmからそのまま使っているので、現在185,900kmですから 6,000km近くなっています。(981001)


運輸省でもこの10月「ディ−ゼル車の黒煙」に関するキャンペ−ンを行っていますが、主に大型トラックを使用する事業所とその整備の現場に対してです。

黒煙の気になる方、

簡単な方法から試してみて下さい。

  1. エア・エレメントの清掃、或いは交換
  2. オイル交換(エレメント交換)
  3. インジェクタ−、フュエル・ラインの洗浄を目的とする「信頼できる燃料添加剤」の添加
  4. 「ミリテック」のエンジンオイルへの添加
  5. プレミアム軽油の使用
  6. インジェクション・ポンプの燃料濃度調節
    これは簡単な作業ですが「封印箇所」ですからディ−ラ−さんなりサ−ビス工場に依頼して下さい。
    あなたがいつもの「お得意様」なら「無料?」かもしれません。
    ここから先は「プレミアム軽油」のペ−ジにもある通りですが、ちょっと投資が必要で
  7. インジェクション・ノズルのオ−バ−・ホ−ル
  8. インジェクション・ポンプのオ−バ−・ホ−ルになると思います。

この 7.8.に関してはディ−ラ−さんでお願いして20万内外だった記憶です。


先程でてきた「◇ス−2000」はイオン化されたテフロンと聞いています。現物を見ましたが透明で、テフロン系なので極圧には弱いようです。ワコ−・テクニカルさんから発売されています。(ワコ−ズさんではありません)

別の知人でこれの信者だったSさんは、勿論「ミリテック」を知ってから熱狂的な信者さんになりました。

歯科技巧士の彼は、仕事で使うベルト・ドライブ・リュ−タ−の一番先端のプ−リ−部には研磨剤が飛ぶのとベアリング・レスのメタル・ブッシュ式なのでここの焼き付きが悩みの種だったといいます。彼の経験ではバイク用に入手したこの「ス−2000」がかなり良い結果が出ていたそうですが、それでもロックしてしまい、毎度イライラし通しだったそうです。

笑い話にもなりますが、この部分に自動車用に買った「ミリテック」を2−3 滴原液で滴らしただけで、このひと月間一度もロックしないし、回転が上がり過ぎてベルトが外れるので困った。という話です。しかし、それを聞いた私も困りました。そんなに深刻だった場所で使用量が3 滴程で充分長持ちしたら、あんまり沢山売れないじゃあないですか?

でも、色々なところでお役に立てて嬉しい限りです。(981002)


もうひとつ彼によるコメントで、マ◇ク○△ンについてですが、「マ◇ク○△ンって知ってる?」と尋ねたところ明快でファンキ−な回答をくれました。
「ゴミを呼ぶだけ。ベアリング周りに埃や塵がたまるじゃない、あんな感じ。被膜なんて出来ないよ。ゴミになるだけ。」・・・という訳で、色々な物を彼の仕事の道具であるその「リュ−タ−」で試験するそうです。
彼の知る限りつい先日まではその「ス−2000」が最高だったという事です。PTFE と書いてあり、25ccで3,500円位。結構高いんですね。そこで添加剤の価格と効果について、「よもやま話・5」に少しだけ書きました。


「よもやま話・3へ」「ホ−ムヘ戻る」「よもやま話・5へ」

(981002)