「よもやま話・47」
DSEでマフラーチューン
唐突に4年半ぶりの「よもやま話」 f(^_^;) あはっ。
20081108
アース敷設のiDLUG-Syndrome化は勿論のこと
iDLUGてんこ盛りのキプント号
トルク盛り盛りになったキプント号の純正マフラーにDSEチューンを施してみました
ユンボで掘り返すの如くに地底から地響きのするほど
低域からの馬鹿トルク
怒濤のトルクで長距離移動ではリッター20をコンスタントに出している昨今ですが。
・・・の割には
フケの鈍いのが気になりだしたら「どうして??」がどうにも止まらない・・・
エンジンは極めて静か:::
排気音も発動の確実な脈動を顕す「ブオォォン!」といった力強い音色です。
しかし、どうも
燃費が良いのはいいのだけれども、どうもフケが大人しすぎる?
もう少し本来アバルトPUNTOの素性としてヤンチャ臭い雰囲気が?あっても良さそうな物だと
気になりだしたら気になって気になって・・・・悶々悶々・・・。
あっ!そうか・・・、これはもしかして便秘?(^w^;)??
・・・となれば、
マフラー関連にはDSEが効果的 (^^)♪?
それはいわゆるDSEの得意技♪
既に何年も前から使い尽くしていて分かり切った効果のDSE
「ここまで来たらこのタイミングでやるしかないゾ・・・」
というわけで
ここ数日間に渡って検証を行いながら改めて慎重に設置をしました
(とかいいながら、一度に2箇所ずつだったりしますが・・・汗)
というわけで
オリジナル排気へのDSEチューン♪
いきなりの花盛り (^^)v
◆第1日目))
まずはエンジンの側からいうと排気の出口として
一番エンジン側のこちらですエキマニ
まずはDSE−Sphere いわゆるDSEタマタマを平編み銅線に仕込んだ物です
こちらでご説明をしておりますのでご存じのない方は参照下さい
(一番下に「DSEスフィア装着の実際」があります)
エキマニ4−2−1がフロントパイプに繋がる
鋳物エキマニ側のフランジ直前です
このエキマニっていわゆるステンパイプのタコに替えたくなってきます・・・
けどそれって煩悩といえば煩悩な部分
そういえばメガーヌは最初からオリジナルでタコでした。
スポーツ用となると若干太くなったりするだけで特性に大きく作用しますから
「ありゃまっ、失敗〜」ってぇなことにならないように
煩悩と思っていた方が余計な冒険をせずに済む安全パイであります。
エキマニの集合部分は排気の衝突する渋滞エリア?というよりも
無理矢理「あっちへいけ!」という交通整理の場所ですから
「排気が壁にぶつかる喧噪地帯」
ここにこうしてタマタマを巻いてやると・・・いいんですよね♪ 安堵?
干渉が少なくなって「スポッ」というか「スコッ」っと抜けてくれる感じになります。
もうちとつはこちら
触媒直前のフランジ部分
触媒はこれまた元気に吹き出した排気にとって複雑な迷路に向かって突進することになります
出来るだけ排気君の勢いを増してやって、しかも素直なよい子に更正しつつ
触媒迷路に向かって「そら行けっ!」っと突入して頂きます、そんなイメージです。
取り敢えず乗ってみます
嘘?うっそ??
みたいにフケが素直になりました
がはははっ!、やっぱりワシの睨んだとおり d(^^)♪
ちょっと運動神経っていうか反応速度、随分と速くなったんじゃない?
もそーっという感じだった1500〜2000回転域
かなり反応が良くなっています♪
これで満足かどうか
冷静に考えることとして今日はここまで。
◆第2日目))
やっぱりもっとやってみます(笑)
3箇所目はリヤマフ直前です
ここへのアプローチの考え方は触媒のところと同様です
スコ〜ンッと突入して頂戴!!
そして、4箇所目はサブマフラーからリヤマフに向かって「直角に曲がったところ」
曲がったところは加工のために細くなっている事もあれば
その意味では速度が上がることになりますが
曲がっている事で渦が出来るために全体の流速が落ちます
「自分が流体になった気持ちで」じっと見つめて・・・
ココにぶつかるんだよなぁ・・・おデコが痛いんだよなぁ
そうするとココ(内輪差分)速度が落ちて出遅れるんだよなぁ・・・。
そんな気持ちがわかってきたところで「Dlug
It!!」
ここにハチマキしてやったら解決っしょっ!!
と思えるところを狙って巻き巻きします。「うりゃぁっ!スポーンと行けぇ〜!!」
はい、できあがり。
この時点で合計4箇所の段階では
少し抜け気味が度を超した?と思えるほどに「フォ〜ン」と
排気音は静粛になりました
やや抜けすぎカモ?と思えるその音は白X-Trailだいさんにも確認を戴きました
「PUNTOの排気音って憶えてます?憶えてないよねぇ」とかいいながら聴いてみていただくと
明らかな音色の違いは異様な静粛性とも関係があるかも知れません
「確かにブォ系がフォ系の音になって静かになっていますね」という・・・
その違いは毎日乗っている身でなくとも判る次元の変化ということです。
細い直管系の甲高い音色を狙ったのですが
その意味ではちょっと失敗?やや太めのマフラーみたいな音です。
自慢だった1500回転あたりの怒濤のトルクが少し細くなりました
普通はこれくらいの方が乗りやすいと思いますが、自慢の領域が痩せるのは少し寂しい気分・・・。
やりすぎたかな??という感じがしないでもない。。。
◆第3日目))
とかいいながら、もっと行きます(笑)
懲りずに行きます、なぜかというと下から見ている限りでこの2箇所がまだ気になります
既に抜けすぎ?とも思えるところまで来ていますが、敢えて検証のため
今度はDSE砂利を使用した、お馴染みの?「お札」を二つ造りました。
作り方はこちら
これの装着箇所は以下の2箇所
リヤマフ直前でクニっと曲がりながら画像では判りにくいですが上方にも3次元的に曲がった箇所に「ひとつ」=写真手前側
もうひとつはサブマフから出てリヤマフに向かう100°くらいに曲がった箇所、
ここは遮熱板があるためスフィアが仕込めませんでした、
このためDSE砂利によるお札の登場です。
(ステンの針金をTwister工具でねじって固定しています)
スフィアと砂利の効き目はどうよ??
と思われるかも知れませんが、改めて確認を致しました
スフィア効果が優りますが砂利もきっちり効きます。
特に100°の箇所にはスフィアが使えないので砂利の登場というわけです。
恐る恐るではありましたけれども
どうやら結果的にみるとこの辺りまでの「抜け確保」は吉と出ていたようです、
暴走嫁がこうしたDSEワザを施す前後となった3日ぶりにキプント号に乗ってかなり驚いた模様です、
「すご〜い!軽くなった〜〜!!怖いぐらい走るぅーっ!!メガーヌみたいー。」
でした。(相変わらずいつも似たような感想?)変化をしていることは分かるようです。(笑)
<補足>
彼女の感想は毎度ワンパターンなのであまり参考にならないかも知れませんが
最後のひとことは注目すべき点かも知れません、メガーヌみたい・・・です。
仮にも2.0−16VのエンジンはWilliamsの手によるといわれるオソレヲーイ代物ですから
NAフルチューンに匹敵??
まさか、それほどのことがアローはずはありませんけれども(笑)
1000kgという車体重量に1200ccとはいえノーマルでもNAながら8番プラグを使用するといえば
ハイチューンであることに間違いはありません。
おのれ〜出たな毒サソリ・ブラックデビル
遂に本性を顕わしおったなっ!といえば、確かにそんなところまで来た気がします。
◆第4日目))
もういい加減にやめたらいいのに、止めどなく・まだやってしまいました(笑)
こうなったら、もうじゃじゃ馬創りに精を出すしかないぞとか思い込んで
あと2箇所くらいつけちゃおう♪なんて思いながら
改めてお立ち台に乗せて下回りを見渡すと・・・あるじゃないか!!
しかし・・・、気になったのはココ1箇所
ここが見ていると妙〜〜〜に気になる・・・何かオカシイ・・・。変だぞ、なんだ??
左が前です、左が触媒つまり
センターにありますサブマフのまさに入り口部分(写真右端です)
写真を観て分かりますが触媒からのパイプとをクランプで締めています。
どうしてそんなに「気になったのか?」
実際に撫で回してみて触診してみると驚きました、
この装着部分
まさにサブマフの入り口部分が「くびれ」ているのを発見っっ。 \( ̄□ ̄);/ 「おぉぉぉっ!!」
通常、こういったくびれは「トルクを出すため故意に絞っている」ということもあります
吉凶分け目になりそうなポイントという意味ですからこれはもうイチかバチかです
ダメならば元に戻すだけ??
で、ここへを装着してから走ってみたところ・・・
凶暴すぎる・・・
ほどに・・・凶暴かも知れません
ここまで詰めてきた結果で静かになりつつあった排気音は
一気に「ぼぉ〜系」の領域になったかも?
しかし、決して喧しいという音ではありません、許容範囲というかゼンゼンそれ以下です。
アクセルへの反応はどうかというと
一番下あたりからキッチリと節度を持ってアクセルを踏んだ分だけキチ、キチっとフケ上がります、
従前のトルク感がどうか?といわれれば炸裂レンジが上にシフトした感じはありますから
下の方のトルクはやっぱり細くなってきました、燃費は若干ダウンかも知れません。
しかし戦闘能力としては凶暴性を一気に増した感じで好ましい方向と受け止めています。
どっからでもかかってこ〜い♪(安全運転でよろしく)←どこがやねん??・・・みたいな。
現状は10W40を使っている黄PUNTO号ですが
なんだかこれでホントにそんな粘度があるのか?と思えるほどに軽いイメージになりました。
もっちりとしたトルク感ではなく
スッパーンと吹ける乗り味になっています
それだけ中間加速は向上しているわけですがレブ上限が高くはないので
どの辺りにトルクレンジを嵌めてやるか?
という問題が最大のポイントになります。
というわけで
その場で仰向けになって思いつく限りというか
簡単に出来ることを日々重ねてみましたら、こんな事になっておりますが
改めて何処かを取り外してみる
という調律もあると思います
そういう楽しみ方もまだまだあるわけです。
<重要・1>
自分の乗り方、センスに合ったところへ照準を絞って行く作業は対象がオリジナルマフラーであっても
DSE装着だけでこのようにかなりの多岐にわたるわけで「行き過ぎ」にもなり得る話です。
物理的にスポーツマフラーを取り付けている車両が抜けすぎの症状にあるとき、
このようにDSEなどを用いた手法によってデチューンを行うことが出来ないか?という設問もあるのですが
今のところ名案は浮かんできません。
マフラーはドレスアップの為の装飾部品ではなく歴然とした機能部品です
それは消音という意味だけにとどまらずエンジンの特性を大きく作用する物であることを
今一度肝に銘じて頂かねばなりません。
<重要・2>
こうして改めて排気へのDSE体験をして確認をする事が出来ましたが
私の場合常に
ノーマルエアクリーナーで吸気をはじめとして点火系に燃料系
エンジン本体発動側のチューンを先に煮詰めておきます
そして排気の糞詰まり状態まで持ち込んだところで「抜け」に関する考察を行うのが分かり易い為です。
参考までにですが、
私の場合、排気の一番前=つまりエキマニ側から
順番に後ろに向かってその効果を確認するようにしています
出た当初の部分は一番ダイジだろうという考えからです、
今回もほぼそのように作業をしています。
排気関連のチューンが調整を大詰めとなったとき
そこで吸気量不足の問題が発覚して来れば
はじめてエアエレメントの考察に入ります
例えば純正が湿式エレメントであったら
その純正エレメントのオイル分を洗浄油で落としてみるとか
出来るだけオリジナルに近い状態で安全マージンを温存する方向で検討を進めます。
その先が毒キノコになるのかエアファンネルになるのかは要求するターゲットによるわけで
闇雲にそういったアイテムをチョイスする物ではないという意味です。
ゴミを吸わせればエンジンは必ず短命になります。
話変わって:::
しかし・・・、このところ木曽ならかわでも発症した速度計が止まる症状が悪化しています
もぉ・・・叩いても戻りません(笑)
かといって、放置していると突如動いたり止まったり・・・。(爆)
正確なトリップが出ないと燃費の計測が出来ませんから
修理をしなくちゃです・・・。
欧州車またしても電子基板のコンデンサーだったりするんでしょうか。。。
私・・・精密ハンダ作業は・・・ダメです、浜松の丸坊主さん助けて〜!(^_^;)
その前にインパネの外し方を習ってこないと。。。(汗)