「よもやま話・6」
ミリテックのバイク用に関する情報その他
ライダ−の方からバイク用の使用法についてのお問い合わせが多いので、バイク用に限らず、取りこぼしていると思われる使用法について補足します。(ミリテック社の資料も確認出来次第追記します)
現品オリジナル・ボトルの裏側にある取り扱い説明には(日本語・商品説明ラベルの下です)
2サイクルオイル 「1
クウォ−トにつき 2 オンス」とだけ表示されていますが、
分離給油式(インジェクション・タイプ)の場合は下記の点にご注意下さい。
- 「ミリテック」は緻密な分子構造を持ち、比重が水よりも重い(=当然オイルよりも重い)ため分離給油式のオイルタンクにただ添加してしまうと、「ミリテック」は当の2サイクル・オイルと馴染む前に沈んでしまい、キャブに一番近い部分まで落ちて行ってしまいます。(4サイクルの場合、オイルパンの中でクランクに掻き混ぜられるので何の心配もありません、それと当然いきなりキャブに入ったりはしませんから問題はありません)
「かぶり気味になる」といったご感想をたまに頂きましたが、この部分による不具合かと思います。当然「燃料ではない為燃え易くはない」ためです。
- 分離給油式の場合はオイルと「ミリテック」を事前に馴染ませた上で使用して下さい。
一度馴染んだ「オイル+”ミリテック”」が再度分離する事はありません。
混合給油式の場合は予めオイルと燃料を混ぜ合わせる訳ですからその意味では特別な注意はありませんが、2サイクルの場合良いオイルを使用する事で燃料との混合比を低く出来る=燃焼効率が良くなり、結果的にパワ−が得られる訳ですから、「ミリテック」の潤滑効果で従来のオイル混合比を低く設定できる事になります。
つまり、従来の混合比が33:1であれば、1のうちの6%。
オイル940ml+「ミリテック」60ml=1,000mlの混合用オイルという構成になります。嵌まり易い勘違いは「33:1」の混合済み燃料に更に「1」の6%を追加してしまうというものです。
これだと「33:1.06」になりますから潤滑剤が増えた分、燃料が減った勘定になります。つまり1000ccの燃料に対して3ccのオイルですから、「ミリテック」を投入する場合3ccの6%ですから0.18ccの「ミリテック」と2サイクルオイル2.82ccというのが標準量になります。
用途・環境(状況)・使用オイルによってこの「構成比が異なる」ように、「ミリテック」の投入量もそれにしたがってケ−スバイケ−スということになります。
私のテストでは4サイクル・ディ−ゼル・エンジンの場合、「燃料」対「ミリテック」の構成比が1000:1で「ナイス・フィ−ル」なのでこれに近いところに上限があるのではないかと思います。ここら辺が最大値と考えて良いでしょう。(あくまでも4サイクルの話です。4サイクル・ガソリンもこれに準じます。)
「少なめ」からテストしてみて下さい。
このペ−ジでご紹介しております通り「ミリテック」はメタルコンディショナ−、金属面の改質剤です。
従って、工業用途でも様々な方面に使用されている訳ですが、基本的な特徴からその応用法を考えて頂けば更に色々な場面で使えると思います。
「ミリテック」には 「ミリテック・Grease」 という姉妹品がありますが、これはリチウム・グリスに「ミリテック」を予め 15%練り込んだ製品です。
例えばベアリング、
例えばチェ−ン、
「ミリテック」は車椅子レ−ス等にも公式使用されています。
異物の混入による金属面への損傷を最小限に食い止める為にも「ミリテック」によるトリ−トメントは有効です。
つまり、自転車。ロ−ド・レ−サ−は勿論、マウンテン・バイク等にも上記の要領で使用できます。
エア−・ツ−ル、小型モ−タ−、車椅子、自転車のベアリングには直接塗布してください。
エア・コンプレッサ−、又はエアコン、冷凍庫、冷蔵庫のコンプレッサ−にも冷媒の種類に拘わらず使用が可能です。つまり、新冷媒への対応だけでなく、次世代のアンモニア冷媒も試験済みです。2−3%のAmpageが削減できます。使用量はコンプレッサ−オイルの6−12%或いは冷房能力の1,000kcal毎に6−8ml(或いはその倍程度)です。
※ ただし、コンプレッサーオイルに「清浄分散成分の無い物」を指定してるコンプレッサーには使用しないで下さい。
工事中です。(981004)