MPVの改善例

NewMPV/V6-2500に施した改善策・実践レポート

平成13年2月7日
追記:平成13年3月2日
平成13年4月3日
平成13年5月2日(燃料の磁化処理)


その後、
文中に出没するミリテックという添加剤は
アリシンのオイルを使うようになってからというもの
現在はユーザーの皆さん共々すっかり卒業をしています


こちらにMPVのネオレック装着・写真集を作りました

↑ClickHere!

私の場合、発売から2週間で契約後、平成11年7月末に納車されたV6−2500/FF・MPVですが「よもやま話」でも色々とご紹介しておりますように色々と改善策を施して参りました。

ここでは「よもやま」にご紹介した整備内容のアウトラインに加えて「現在のMPV」がどうなっているか、また今後の予定などご紹介して参ります。
重複する内容もいくつかありますが、
私のMPVが周囲から「ロケットMPV」と呼ばれるようになるまでのいきさつなどご紹介して参ります。


初期メンテナンスとしてのエンジンオイル交換およびエレメントの交換
エンジンオイルの選定
燃料の磁化処理 
平成13年5月2日・「トライアングル装着法」を追記
吸気の磁化処理
「SBC・チューンドプラグ」に交換
CVジョイントへの「ミリテック・グリース」
おまけ:ボディコーティング「CPCペイントシーラント」の施工
お薦めボディメンテナンス
「ばーね号ハリアー」の場合
「ばーね号ハリアー」に見る豹変の結果
「SMX」にボルトオン・ターボで熱害??



初期メンテナンスとしてのエンジンオイル交換およびエレメントの交換
(および「ミリテック」の導入)


初回のオイル交換の前に「ミリテックの洗礼」これは引き取りに伺ったディーラーから「そーそっ」と持ち帰った翌朝にエンジンスタートの直前に行いました。
エンジン、ATM、パワステへの導入です。
走行距離:22km


エンジン: 8オンス=240ml

ATM: 4オンス=120ml (FFなのでデフは共用です)

PWST: 2オンス=60ml



エンジンオイル交換

  1. 1回目:76km(オイルフィルターが間に合わなかったのでオイルのみ交換)
    ディーラーでSG/10W30にオイル交換後「再度ミリテックを 8オンス=240ml投入」
    (※このミリテックは新車ゆえの「大盤振舞」です、それだけ気合が入っていたというだけの話で、必ずしも必要なものではないですね・・・。ベストと思われるメンテナンスに更にもう一度プラスしてみたという気分的なものです。)
  2. 2回目:690km(フィルターも交換、使用オイルはカストロールGTX7/10W40)オイル交換後ミリテックを 4オンス=120ml投入
  3. 3回目:2370km(使用オイルはカストロールProtectionByMagnatic/10W40)オイル交換後ミリテックを 2オンス=60ml投入
  4. 4回目:4000km(フィルターも交換、使用オイルはカストロールSyntron/5W50)オイル交換後ミリテックを120ml投入
  5. 5回目:10000km(フィルターも交換、使用オイルはRedLine/5W30)オイル交換後ミリテックを120ml投入。

    ※ オイルフィルターには金属粉チェックが出来るようにフィルターのドーム部分にマグネットを取りつけています。
    2回目のフィルターはぐっちゃりと金属粉のあったフィルターですが4回目と5回目のフィルターにゴミらしいものは全くありませんでした、ご参考まで。

エンジンオイルの選定について


以前ディーラーさんでMPVの整備書を見せて戴いたところ
確かSJ/5W40と書かれていた記憶なんですが、オーナーズマニュアルには5W30とされているようです。
で、再度確認してみましたところ・・・「ごめんなさい!!」
私の記憶違いでした。^^;
「5W30」という事で「寒冷地はSJを推奨」という事です。

で、現在まで12000km程の間に「安いオイル」から「高級オイル」まで色々と使い比べてみた訳ですが、結論からいえば次回のオイルは「5回目と同じレッドライン」にするだろうという事です。

シントロンは「よもやま」の「カストロールは安売りオイルか?」で色々と書きましたがポリアルファオレフィン(PAO)主体の添加剤の少ない良質なオイルという点で「安価に入手できる割には良いオイル」という意味でオススメ品です。
ただ、動粘度50番という粘度は「どうしても重い感じ」というのは拭い去れない部分があります。USモノのSyntecとなれば色々な粘度が取り揃えられているので5W30があれば良いとも思いますが実際に日本で流通しているのは5W50のSyntronだけです。

シントロン5W50とレッドライン5W30の比較では
レッドラインは「断然軽い!」
AW11(MR2)で使用した限りレッドラインの10W40は5W50のシントロンと比べて、これも矢張り「断然軽い!」。その割には気温36℃を超える真夏日のサーキット走行でも通常「高速道路を巡行している時と同じオイルプレッシャー」が出ていて全く油圧が下がらなかった事からもレッドラインの信頼性はかなり高いといえます。

もうひとつの利点はレッドラインの「清浄分散性能」。
これまた結構凄いです。
AWのコラムでも書いていますがAWは購入時点でタペットを覗くと「(*_*)真っ黒けっけ・・・」だった訳ですが、この黒々した汚れはシントロンで6000〜8000km走行しても殆ど変わる事がなかったのですが、その後レッドラインに変更して4000kmくらいでしたか、気が付くとまるで溶剤でも入れたかのように「うっすら」として来ているではないですか。・・・で、指で触ってみると「サラッ」と汚れが取れるんです・・・。

という訳で「おさらい」です:

AW11で使用したのは10W40です、シントロンは5W50。
どちらが硬いかというのは愚問です、
「シントロンの方が硬くて、それでいて柔らかい」・・・

つまり表示で行くとそうなります。
ただし動粘度50番というのは普通に使用する限りやっぱり重いというのが私の判断です。
そして実際にはレッドラインが軽いからといってもこのオイルは特別で「真夏のサーキットでも熱ダレしない」訳ですからしっかりと膜圧が出るオイルです。

>(今となってはアリシンが一番ですが・・・)

ただし、レッドラインというオイルは普通のオイルとは少し違っていて10W40でも「普通のオイルの10W40」よりも格段に柔らかく見えます、
レッドライン10W40のボトルには「普通の5W30よりも柔らかい(軽い)」と書かれています。
実際に使用された方々からも「あんなにシャビシャビしていて大丈夫?という印象を持つ程柔らかいんですね」という声をよく聞きます。
今の話は例えば10W40での話です。

で、今回MPVに入れたのは5W30で、シントロンで6000kmからの変更です。

静粛性という部分では若干良いかな?程度の気がしましたが上のストレスが段違いです。新しい車には軽いオイルの方が良い事が多いですね。
磨耗の少ないシリンダーはオイルに圧縮漏れを埋めてもらう必要はありませんから軽くてしかも油膜圧のしっかりと出るオイルというのが嬉しい訳です。
摺動抵抗の多いV6というエンジンでしかもDOHCという事はより良い潤滑を要求している事は以前も書いていますが やっぱり、NAには5W30がオススメですね。
(と言いながらレガシィにもコレを入れました・・・ターボです)^^; この話は後ほど。

例えばビートに10W40を使用される方が多いのですが私は5W30の方が良いと思っています。(NAですから当然ですね)
カプチーノに10W40を選択された方にも私は5W30をお薦めしています。(こちらはターボ)

極端な話に聞こえますがレッドラインの説明では(勿論アメリカでクルーズが主な使用状況での話ですが)
「一般的なファミリーユースの場合ならば3万キロ(3万マイルだったかな?)でも持つオイル。」としていますから実際のコストの計算をしてみるとそれ程の贅沢でもない気がします。
まぁ、1Q=3500円だとすればやっぱり贅沢なんですけれど・・・。(^^ゞ

蛇足ながら「自称オイルフェチ」のお仲間の一人が先日面白い事をいっていました、
彼の言うには
「安くて良いものなんて有り得ないですよ、本当に良いものはそれなりの材料を使用しているから必然的にそれなりの価格になる。安いものに良いものなんて絶対にないですね、でも逆に高いものに良くないものはあります。」

彼の場合、「良い感触を得る為にオイルの比較をする」ので
リッター4000〜5000円もするオイルを1000kmか2000kmで交換してしまいますから、
そのオイルの「クオリティの保持能力」というステージではあまり参考にはなりませんがそれでも「最初だけ良かった」とか・・・、
そういった性質のオイルもある訳です。

レッドラインの場合、性状の劣化速度が極めて遅いためオイルの性能が落ちた感じというのを殆ど体感で知る事は出来ないようですが、「換えればやはり良くなる」という事ですからオイルの状態をよく観察して交換時期を知るというのが正しい使用方法でしょう。
実際クラウンバンDに入れた10W40は既に約1万キロを走破しましたが全くオイルの劣化というかノイジーな部分は出てきていません、オイル量は若干減っているのでオイルを足すか、オイル交換をするか迷うところです。
家族6人を乗せての高速道路もウソのように良く走り、全く問題ないですがそろそろオイルは交換した方がイイですよね・・・。

という話を書きながら、最近レガシィの調子を見るためもあって殆ど乗っていなかったクラウンバンDで2〜3日通勤してみました。
オイルの消耗があったので試しにシントロンを1000ml足してみます、

すると・・・

低域のトルクが上がって乗りやすくなり、滑らかな中に力強さが甦っています。
「んー、コレはやっぱり20万キロのクリアランスには少々重さが必要という意味」でしょうね・・・。
ただ、全体量で5.8Lのオイルに対して1Lのシントロンですから
10W40のレッドラインがタレて来ているという点も見逃せませんが「よりも重いものを要求していた」という事になります。つまり、より重い油で密封作用を得る必要があるという事になります。

クラウンバンDにレッドライン10W40を入れた時点でもページに書いたと思いますが
「シャビシャビの割にはシントロンよりも更に静か」でしたが「トルクフルという表現は当て嵌まらない感じで、もともと上の回るエンジンではないのでレッドライン本来のオイシイ部分というのはそれ程際立たない」という印象でした。

ただ、高速の最高速度はオイルの重さのせいでしょうか、かなり落ちています。


で、次に気になったのが9万キロを越えている「メンテナンス履歴不明のレガシィターボ」、これには5W30を入れていた訳ですがどうもこれがやはり「低域のトルクに締まりがない・・・」(これもシリンダーの吹き抜けのせいで下のトルクが痩せているかも・・・)そう思うと居ても立っても居られないのが私の性分なので、コレにもシントロンの注ぎ足しをしてみました。こちらには300ml。

すると・・・

やっぱりクラウンバンと同じく、低域のトルクが膨らんで滑らかになる。
・・・そうですね、どちらもホンの少しだけ粘度が低すぎた訳です。

そうなると今度試すのはレガシィターボに10W40のレッドライン、
これは「標準的な私のお薦め」で「ターボには10W40」です。

クラウンバンDに良さそうなものは・・・ないですね・・・。取り扱い品目の中には・・・。^^;
で、これは今後他のモノを当って見る事にします。


シントロンを添加剤のように使用しているのはいささか不思議な光景かもしれませんが・・・。(^.^)

 

「SBC・チューンドプラグ」に交換


いうまでもなく、こちらのページでご紹介している「プラグに加工を施す話」のSBCプラグです、私の場合比較的新車のうちからこのチューンドに変更していますがチューンに使用しているのは純正オリジナルプラグの「AWSF32F」というMotorCraftのプラチナプラグです。

・インデクシングに関して

「プラグの向きを揃える話」をご紹介していますが
(英語では「INDEXING」と言うようです)
MPVの場合、このプラグは取り付け面がテーパー形状をしており、ガスケットを使用していない為に「特殊なインシュレーター」等でプラグとシリンダーヘッドの当たり面の距離を調節してやらなければ「プラグの向きを揃えられない」訳ですが
USモノでこのパーツを入手しましたので次回のメニューとして取ってあります。(^^ゞ
(うまくゆくかな?)

インデクシングの出来ない形状のプラグでもあり、私としてはインデクシングをしてもSBCの効果は相変わらずハッキリと確認できるので新車のMPVにも使用している訳です。

CVジョイントへの「ミリテック・グリース」



AW11(MR2/1600SuperCharged)で体験した「ミリテック・グリス」の効果に浮き足立った私はMPVにも同じ処方を行いました。

10年前のMR2が向上するのは「安物グリスでも良くなって当たり前?」という疑問を払拭する為に、敢えて新車のMPVのCVジョイントを分解してスチーム洗浄後に「ミリテック・グリス」でグリスアップするというメニューです。

分解整備費用は馬鹿にならない価格ですから「何でもない状態」で試すのは私位しか居ないとは思いますが、その後新車のオデッセイでこのメニューを実施された方からも「独特のスルスル感」に驚いたという寸評を戴いています。

BF5レガシィGTにも同じメニューを処方してみましたので
その様子はフレッシュな記憶の方でBFの改善として改めてご報告しようと思います。


燃料の磁化処理
(正確に表現すると磁気処理かな?)燃料自体が磁化はしないと思いますから・・・。



MPVの燃料ホースは「私の勘違い」による誤報でMPVオーナーズの皆様にはご迷惑お掛けして申し訳ありませんでした。
ただ、間違って装着したEGRのホースであれ、その部位に装着された皆さんからは私の得た「体感変化」と同様のインプレを戴いておりますので「効果があった」事に変わりはありませんね!(苦笑!・・・ではありますが・・・)(^^ゞ

ま、そうした中で「ホンマもんの燃料への施工」を行った訳ですが、この効果には改めて溜息の出るほどの「嬉し涙」モノでした。(笑)
正しい燃料ホースの位地に関してはこちらでご案内しております。

EGRに装着していたネオレックの9セットをいきなり「(正しい)燃料ホース」に装着した為「突然の9連装」となってしまった訳ですが、その効果たるや凄まじいといってはばかる事のない激烈なトルクアップとしてそのフィードバックを得ました。
EGRホースでは中身がエアーである為にその効果がリアルタイムに出ましたが、燃料の場合はやはり多少のタイムラグがありました。
効果の出始めるまでには30km程の走行、そしてその後、往復100kmの通勤で「みるみる向上を見せるMPV」には我ながら惚れ直すというか「生活の伴侶」として申し分のない「クルーザーになってくれた」という表現でお分かり戴けますか・・・、私の思い入れとしてはかなり高いレベルで「まさに余裕のあるクルーザー」への道を成就(じょうじゅ:仏教用語です・・・(^^ゞ)した気分です。



平成13年5月2日・追記 (燃料の磁化処理・「トライアングル装着法」)


仰天!
 こんなに変わってしまうとは!!
トライアングル装着法

 


燃料への磁石の装着方法についての最新情報です。

数日前に「2枚をワンセットにした9連装」で使用していた合計18枚のネオレックを
「3枚で内側の極性を同じにした三角形を形成するトライアングル6連装」にアレンジを変更しました。
使用しているネオレックの総数は同じで、隣同士の極性を逆にした(それぞれの内側が)「NSNSNS」です。

磁石の装着に関しては基本的にDIYの精神で色々とチャレンジして見て下さい、と申し上げておりましたが

「トライアングル法」に関するご報告をいくつか戴いておりまして、私もMPVとレガシィでその差を確認しましたのでご案内します。

そこで、実際に同じ合計数量のネオレックで2×9連装=18枚だった私のMPVで3×6連装=18枚に装着方法をアレンジしてみたところ、次のような体感変化がありました。


ひとことで言うと・・・

「ぶったまげー!!」(*_*)


いつまでも暖機が終わらないかのような
いつまで経っても燃料が濃いような感じで全域で強烈にトルクが出ています。
クルーズからアクセルをオフにしてもますます空走距離が長く、
つまりエンブレが効かない感じで若干危険な感じすらします。
底からのトルクが一際凄まじく、全域での余裕を感じます。


一方、レガシィはまた追ってレガシィの改善でもご紹介しますが、
こちらには二枚を8箇所にしていたので取り敢えず「マイナス1」で
15枚で△5連にしてみました、

これにも驚いた私は、やっぱりやめられずに売り物を拝借・・・二枚増やして
△6連にしました!!(^^ゞ

・・・すると、やっぱり更に野太い低域トルク!
ターボ車とは思えない低域のピックアップでピックアップは全域で○です、これはもう・・・
やめられません状態・・・。

で、調子に乗った私はレガシィで3×8連装=24枚に挑戦。

・・・これは・・・(^^) 

ターボじゃなくてコンプレッサー=スーパーチャージャーみたいです。(笑)

走り出しから2000rpmでのシフトチェンジでラクラク余裕の加速をして行きます。
使えなかった45〜50キロ周辺の5thも無理なく機能すると思えば、全域でトルクが出ている為に
「どこからでも加速する」という理想的な車になりました。
ターボのOHを済ませたとはいえ、ここまで全域で向上するとは驚きました。

この「どこからでも加速する」に関してはMPVも同様で、高速やバイパスのクルーズに威力を発揮しています。


「トルクが上がる?」

トルクが上がるという事の利点を誤解している方がみえるかも知れないので改めて補足します。
よく耳にするのですが(以前も書いたかな?笑)

つい最近もこんな問答がありました、

彼は中年暴走族でKのミッドシップ・ターボに乗っています、一度乗らせて戴きましたが回さなければ非力なエンジンです。

峠を攻める時は常時7000〜8000で回していますからトルクなんて関係ない。
トルクアップに興味なんてないですね、といいます。

「上が回ればトルクなんか関係ない」

果たしてそうでしょうか?

確かにピーキーなエンジンというのは上で良い仕事をする為にピーキーと呼ばれるのですが
トルクが薄いと「得意な回転域へに達するのに時間がかかる」のは事実の筈です。
また、実際の車両で考えると空ぶかしではなくて車重などを背負って回転を上げて行く訳ですからエンジンは自分の回転を上げる為に引きずっているオイルの重さを含めた自分の摺動抵抗に加えてすべての同居人を一緒に連れて行かなくてはなりません。
つまり=トルクというのはやはり必要なんです、薄くても良いのではなくて「厚い方が良い」に決まっている訳ですが、
最終的には「好みの問題」という言葉で締めくくられてしまいそうでしょうか・・・。

実際にはトルクが上がれば全域でピックアップが向上して扱いやすくなり、最終的な出力も上がるはずなのですが・・・。(^^ゞ




吸気の磁化処理
(正確に表現すると磁気処理かな?)空気自体が磁化はしないと思いますから・・・。


順番が前後しますが、間違ってEGRに9連装まで施していたネオレック。
そうとは知らずにこの時点で「吸気への磁気処理」を試みました。

まず最初はエアクリーナーからインジェクションのバルブボディに入るラバー製のジャバラのホース部分、一番エンジンに近い側へネオレック4セット分(8枚)を
3cm幅のネオプレーンシートの端からネオレック「N」を表にして8〜10mm間隔で貼り付けて行きます、
そうすると大体28cm程の外周にはぴったりと巻けます。

巻きつける時に多少シートに張力をかけて巻きますから実際には多少の誤差が出てくるためにこれでOKです、テンションをかけていないと隣同士の磁石が裏側に貼り付こうとするので「緩まないように注意」が必要です。

この為に多少ゴムシートが伸びて並べた時点での長さとの誤差がファジーになってくれます。(^^ゞ

「ジャバラ」である事が多少気分は悪いのですが
施工は簡単な場所ですから「ここが入門編」になりますね。


あとは私の場合エアクリーナの入り口部分に8枚を使用した2連装「S」のリングと「N」のリングで「エンジン側からNSN」という配列の「3連装」になっています。

後に気付いた事ですが
バッテリーを降ろして「その脇から最全面のエアーインテークを取り入れる為の樹脂製ダクト」この部分に施工するのが難易度としてはエアクリ入り口よりもイージーだと思います。(今後こちらへの増設もテストしてみます)


ちなみに、MPVでの吸気への磁気処理は
最初に「バルブボディ直前のジャバラ部分へN」
この時点では「おー!いいなぁー」程度。


次に「エアクリの入り口にやはりN」
この2連装で激変「なんじゃこりゃぁ〜!」でした。


時期的にはまだ11月初旬で「少々暖かい」という事もあったのでしょう、
MPVは信号待ちからのダッシュで威勢良くホィールスピンをする場面が多発しました。
雨天にはアクセルの踏みしろを確認しながら「そーっ」っと踏み込まなければ「ズルズルと空回り」してしまい横へ移動・・・、
「危険です・・・」
と、
およそ鈍足MPVらしからぬ「まるでアメ車もどき」の強烈トルクとなりました。
ま、もともとフォードのエンジンではありますが・・・。(笑!)

ちなみに、確認までですがこの時点では
燃料のネオレックは付いていません、EGRとメインの吸気だけです。
(^^ゞ



その後、「ホンマもんの燃料ホースへのネオレック装着」をしたあとは・・・、
怖い程走るというのが本当の話。

フル加速を試してみると驚くのが「可変吸気バルブの開く音」がアッという間に始まってスグにフケ終わる・・・。
「シュコワァ〜〜〜」という可変吸気音がいつまでも響き渡った新車時点でのフル加速テストの事を思うと全く別のクルマとしか言い様がないです。
勿論加速そのものも本来の姿とは別物で
アッという間に時速○60オーバー・・・・危ない・・・。^^;


さて、そこでエコラン・・・


私の場合、色々な「改善策」を施した結果「より反応の良いクルマ」となったそれ自体がキビキビと自分の足となってくれるのが何よりも嬉しい訳ではありますが、
いつもいつも一番トルクの太いオイシイ処だけを多用して楽しんでいると
「・・・待てよ、これだけ力が出ていればエコラン燃費は必ず向上している筈だなァ」などと思ってしまうと「エコランチャレンジ」をしない訳にも行かず、

「燃費」の結果は皆さんの「指標」とも成り得るであろうという意味で
苦手なエコランチャレンジをしてみました。

  1. 先ずはEGRへネオレックを9連装と吸気に3連装での結果:

    12月2日の土曜日、「ロケットMPV」で通勤しまして、
    往復で名古屋市内の土曜日の渋滞10km以上を含む
    総計:116.2kmで
    ぎちぎちの満タン計測したところ(いつものセルフでシェルのハイオクです)
    給油量は9.15L

    実測燃費は:12.6999453K/L
    つまり「12.70K/L」でした。

    高速道路での往復約100キロ、プラス市街地(渋滞)12〜13kmでの結果で
    す。

    MPVオーナーズは多分誰も信じないでしょうね・・・。(-_-;)

    高速道路の速度は出来るだけ80〜90で走行、
    ピークで110程度です。
    勿論「通勤」ですから乗員は私ひとりです。

    軽々走る車でゆっくり走るのはかなり忍耐が要りました。
    市街地の渋滞さえなければ「リッター13」という記録は樹立できたと思います。



    次に、最新情報です
  2. EGRから「燃料」へ9連装を移し変えた後、吸気は変わらず3連装での結果:


    「その後」
    1月31日水曜日にリベンジをしました!

    今度は 平坦での走行速度を80キロに維持する位置でアクセルをほぼフィックス、
    (すると、大体前回の速度の10キロ減です)

    日中、会社周辺を3度程「チョイ乗り」の急用で合計10km程の外出を繰り返し、エ
    コランの結果には又もや不運だった訳ですが、今回は118.3kmで8.74Lと
    なり、
    「13.54K/L」という記録を樹立しました!!(嬉しいです!!)(^○^)

    ちなみに・・・:
    念を入れて一旦は給油の終わった車を改めて揺すぶって
    再度満タンにしたところ1.89Lも入っての合計ですから
    初回の給油だけで終えていたら6.85Lで「17.27K/L」という数字になります。

    この給油だけで3分間を2回の給油ですから(たったの9L足らずでです)
    普通の満タン計測というのはかなりの誤差がありますね・・・。
    セルフは一度の給油が120秒で打ち切りなんです。
    でも、普通にスタンドのお兄さんに6分かけて給油はお願いできませんね・・・、
    しかもたったの10L以下だったりしたら誰でも不機嫌になります。

    で、
    MPVは特にヘンなんです・・・。^^;
    夏場は給油を止めた後で溢れ出て来るし、冬場はいくら入れても油面が下がって行く・・・、
    恐らくタンクの形状に由来するものだと思います。


追記:平成13年3月2日


おまけ:ボディコーティング「CPCペイントシーラント」の施工

「CPCペイントシーラント」というのは


MPVの購入当初マツダ・ディーラーで勧められたボディコーティングで、最近ではトヨタとかホンダのディーラーさんでも目にする機会が増えてきたアイテムで、

例えば「新車3ヶ月以内にこれの施工をした場合」には「5年間」樹脂部分を除く塗装表面の劣化を認められる場合には
「クレーム発生部分」を施工時直前の状態に復元する。という保証の付いたボディコーティングです。


基本的にはテフロン皮膜で塗装面を覆い、「5年間水洗いだけでワックス不要」といいますが実際にはしょっちゅう水洗いもできないので「メンテナンス・クリーン」というのは水垢を取る為に必要になるようです。
ただ、私のように「ほったらかし」でもなければ確かに水垢の付き始めに洗ってやれば「メンテ・クリン」をしなくても簡単に水垢の落ちるのは確かに嬉しい事だと思います。

でも、施工費用は6万くらいしましたから手軽に洗車の出来るクラスの車両であれば洗車を楽しむという一つのレジャーとしてもカテゴリーとして成り立つように必ずしも必要ではないのかも知れません。
ただ、私の場合通勤距離が長い為にそうした時間に制限があるのと保有車両数の問題に加えてMPVというクラスの大きな車両を「手洗い」するのはかなり時間的にも厳しいものがあり、購入後ギリギリ3ヶ月でこれの施工に踏み切ったわけです。(苦笑です)

直接にこれの施工に踏み切った当時の心境としては
「手洗い」をしてキレイに拭き取ると所要時間がそれだけで1時間近い、
増してやその上に更にワックスとなれば全部で3時間・・・。(ーー;)
夏場は行水を兼ねて出来るとしても冬場はとても出来そうにない、
というのが直接の誘引で、例の「保証の部分」は単にオマケくらいに思っていました。

で、ここへ来て新車から1年8ヶ月を経過して改めて冷静に書類に目を通してみると
この「保証」の部分がクローズアップされてきます。

当然「保証」を効かせようとすれば相応の条件を満たす必要がありますが、少なくとも「メンテクリン」なしでワックス不要なのではなくて
ワックスの替わりにメンテクリンが必要です。
(ただ、確かに水垢は付着しにくいようです)
そうして考えてみると「保証」は単にこれの販売会社が保険に入っているだけの話で
通常のボディコートと違うところというのはそれほど際立たない事が分かって来ます。
(うーん、確かに上手い手法で消費者心理を突かれました)
ただ、気分的にはそんな気がしている訳ですが実際にこのメンテクリンをすると確かにピカピカになります。(当たり前ですね)

まっ、騙されたとは言いません。
上手だな、と
改めて感心した訳です。(笑)
当面は春めいてきたら久し振りに自分で手洗いをして、メンテクリンもやってみようなど、思ってはいるのですが何時の事やら・・・。


>その後、色々とボディメンテナンスを研究して「磨き&ポリマー施工」の仕事を始めたわけですが、CPCに関しては色々とお話ししたい事も出て参りましたのでまたの機会に・・・。

CPC施工済みの方は、メンテクリーナーの成分をよく観て考慮してから「使用」されることをお薦めします。

 


お薦めボディメンテナンス



私の場合は、今の話で「CPCペイントシーラント」をほぼ新車時に施工して、その後
「初回の手洗い・メンテクリン」を施工後の指示時期に従って行いましたが大汗の「半日仕事」
(ーー;)
という訳で、その後はかなりの長期に渡って「ほったらかし」・・・。
でしたが、
いつものセルフGSさんには「コイン洗車場」が併設されていて「スプレージェット(水洗い)3分」がたったの「100円」!!
砂埃と雨の泥と混じった汚れはここでしっかりと落としてからの手洗いというのを「タマ〜に」という程度で、これまでにメンテクリンは初回に自分で行った以外はディーラーさんに2度ほど依頼して現在に至っています。
「メンテクリンはご自分でする作業ですよぉ〜」とか言われますが、
「お願い!!」って頼んでます。(^^ゞ

ウチには分別のつかない子供達が大勢同居(笑)しているので、汚れた車の周囲を両手で撫で回したりしますからこの「コイン洗車」での泥落としは不精な私のMPVのキズ防止には非常に有効だと思っています。100円で済みますから雨上がり後の外出時にはスプレーだけして、そのまま拭き取りもせずに出掛ける事もしばしばです。^^;

でも、ある朝、

洗った覚えもないのにMPVがキレイになっていて・・・、「洗ってくれたの?」と家内に聞くと・・・
「けいクンが洗ってくれたの、お父さんはどうして洗わないの?って・・・下の方だけ、届くところ・・・」

けいクンは私の長男で幼稚園の年長さんです、(*_*)・・・ うっ、嬉しかったですぅ〜。「けいクン、ありがとぉ〜・・・」(T_T)

ってな事もタマにはありますね・・・。(笑)


「ばーね号ハリアー」の場合



CPCペイントシーラントの話はこれ位にして・・・、
「アーシング写真」やら「ネオレックの連装写真」やらでリンクして戴いております
「ばーね」さんのハリアーは次の処方でボディメンテナンスをされているそうなので、ついでにご紹介しましょう。

市販されているアイテムを上手に使って「初回の車検間近とは思えない光沢」が自慢の「ばーね号ハリアー」は私のMPVと良く似た塗色の「ベージュ系ツートン」。

あまりにいつ見てもピカピカなので「また洗って来ましたね?」が挨拶の言葉になる程、
雨降りの翌日に見てもピカピカで「いやぁ、そんなぁ、ずっと洗ってませんってば!」というのがお決まりの答えです。
それ程にキレイに見える秘訣は「心掛け」とか「ワックス掛け」とかいう以前の
市販アイテムの選択の知恵の問題のようです。
ちなみに光沢からは信じられない話ですが「購入先ディーラーの無料ブラシ式洗車機」を使用するのが常だといいますからオドロキます。私よりもかなり上手(うわて)です。^^;

で、彼の愛用のアイテムは次の三種。
「シリコン&コンパウンド系水垢落とし兼艶出し」と「キズ防止シリコーン系コート剤」それに「乳化性簡単ワックス」。


この3種類を初回はこの順序で「使用方法」に従って作業したら、
通常の洗車時には
「洗車機から出てきた車が濡れているまま、三つ目の乳化性簡単ワックス(水で3倍に薄めたもの)をスプレーしながら拭き取るだけ」

という事です。

ちなみに、彼のお薦めはこの三つ。

  1. SONAX / Polish Cleaner : ドイツ製・エステー化学梶E・・1500円位
  2. キズ防止ハードコート(強靭透明コーティング): SOFT99コーポレーション・・・1000円位
  3. GOLD Glitter : Glitter Japan・・・3500円位

    ただし、二つ目のアイテムは開封後の保存は出来ないとされていますから使い切る必要がありますのでご注意を。

比較的簡単に入手できるものであれだけの状態を維持出来ればかなりの完成度だと思います。しかも作業は比較的ラク。

特にグリッターは兼ねてからヤナセさんでも取り扱っていたアイテムで、その筋では定評のあるアイテムですが
「洗車好き」の方々からはあまりに簡単に仕上がってしまう為に
「我々の楽しみを奪う卑怯なアイテム」とまで評される事もあるようで、
確かに使ってみましたが微量を塗り広げるだけで拭き取りも要らず、拍子抜けするほど簡単でした。(^^ゞ
この時点で私もグリッター党です。(笑)

先日、GDIギャラン一周年の友人が洗車キズで情けない顔をしていたので
私がそこへ「SonaxとGlitter」を試してみたところ大々大好評で
彼はすぐさまその足でこの3点セットを買いに行きました。(^○^)

平成13年4月3日:追記




「ばーね号ハリアー」に見る豹変の結果


・引き続き「ばーね号ハリアー」ネタですが、こちらはボディケミカルの話ではなくて
 次は機能上のお話、続きます。



で、先日3年目の車検を終えられたという「ばーね号ハリアー」は1MZ−FEのFF−3.0。
実は私の義弟も同じ車に乗っておりまして、以前新車の時に乗らせてもらった当時の私の車はBF3−レガシィ1800。
比較にならないほどの圧倒的なパワーを感じた当時の私ですが、3000rpm辺りからの吹き上がりが特に印象的で、これは「可変吸気バルブ」のせいというよりはメインマフラーの全開弁機能によるものらしいです。
つまり、低回転では閉じている蓋が低域のトルクを獲得し、一定以上の排気負荷によってこの蓋がある時開いて全開の加速時には排気効率を上げるという機能です、2.2には付いていないそうですが世の中の全部の車に欲しい機能ですね・・・。
ま、
とにかく市街地でもいきなり「時速X30キロ」とかに達してしまうような「軽やかで静かな加速感」がすばらしいと感心したものでした。

何が言いたいかというと、それだけ「もとネタの素材として良い」という意味で、
私のお薦め改善策を殆ど全て施した「ばーね号」は一回りもふた回りも逞しく、全く別の車のようになってしまっています。

ただ、毎回私の言葉で説明すると「どうしてもセールスに聞こえる」という部分もあると思いますので参考までにですが、
12年の秋に開催されたハリアー・オーナーズの琵琶湖オフで初めて披露された「改善ばーね号」には大勢のハリアー・オーナーズが彼のばーね号に試乗して、そのけたたましいホィールスピンに驚愕したと聞いています。
この時点でのばーね号は
私の記憶では「ミリテック」の各所への導入の他にはエンジンオイルがレッドラインの5W30、メインの吸気に10枚(5セット)のネオレックと燃料にコレを9連装、それに元から装着されていたハリアー・オーナーズ定番のアーシング。

私自身も乗らせていただき、義弟の車とのあまりの格差には流石に「妙」を感じて
「ばーねさん、他は完全に偽り無くドノーマルなんですよね?」と改めて尋ねると
「ハイッ、サスとダンパー以外はドレスアップ・パーツだけでキャリパーの赤いのは耐熱ペイントで純正に色を塗っただけです(笑)。」と元気なお答えでした。

実はH12年の年末に私が行った「MPV名古屋オフ」の会場には中部地区ハリアーズの皆さんもおいでになりまして、
その時点でのばーね号はネオレックを増設して
吸気にはメインの奥、前後のバンクに二手に分かれたダクトに6枚ずつを用いて2箇所と、燃料には更に3セットの追加で12連装。

で、更にとんでもない事になっていた訳ですが
どういうわけか他のハリアーズの面々は今回このばーね号を見ているだけで
「乗らせて!」という声があまりかからない・・・。
「どうしたんです?」と尋ねると、
「自分の車に乗って帰るのが辛くなるから乗りたくない」のだそうです・・・。^^;

うーん、確かに
皆さん同じ車といえども、
先回ドギモを抜かれた車が、早くも更なる改善を図って再登場となると悔しい気持ちというのも手伝うのかも知れません。複雑な心境というのも分かる気がします。
MPV関係その他でお集まり戴いた皆さんは3〜4人ずつまとめて試乗していましたが
「4人乗ってもホィールスピン!」とかで皆さん驚いていました。

・・・調子に乗ったばーねさんは、その後「禁断のSBCプラグ」へと足を踏み入れ、
こんな事になってしまったそうです。

こちらはSBC装着後にばーねさんから戴いた彼のHPアップ用インプレ・メールです。



SBC加工との出会い

ある日いつもの様にミリテックを受け取りにルウブさんのところへ行くと・・・

「ねぇ〜ねぇ〜ばーねさん、コレ見てよ!」

ん!?なにこの電極!!これは(火花)飛びそうだなぁ・・・と感じたのが最初の出会いです。
(あっ、ちゃいまっせ!火花は同じで混合気の邪魔にならない・・・です。ルウブ)

でも、こんなに細くて大丈夫かしらん?そして次の言葉がまたまた・・・

「今ねぇ、これ付けたセプターがあるんですよ。乗ってみますぅ?(^^ゞ」

うう・・・・弱い文句知ってるなぁ・・・・(^_^;)
でも、そのセプターって知ってる人は知ってる車です。
エンジンはMC前ハリアーと同じ2.2リッター。重量もハリアーに迫る重量車。
その走りは計り知れ・・・ますねぇ。
「ったくぅ〜、走らねぇ〜よぉ〜」(2.2ユーザーさん失礼)ってのが2.2ハリアーの印象。
これと同じなんでしょ?ルウブさん!

「これねぇ〜、セプターなのにカルディナみたいに回るんですよ。」

んなバカな。ただでさえロングストローク、トルク型Egがそんな簡単に回りますかって〜の!

で、Eg始動・・・・試乗開始です。う〜ん、マイルド・・・・・・ん?・・・・
重くないなぁ・・・・・あれぇ〜?回るじゃん!ホントにカルディナ!(爆)

「だっしょ〜(^o^)、変でしょ?」

いやぁ、本当に変です。セプターにしては恐い位の加速。とてもムーンルーフ付きのセプターとは思えない・・・。

 いやぁ〜、これは絶対に付けたいなぁ

と思った次第です。
この後、2.2リッターユーザーのHさんも

 「以前より軽く回転するようになった。前よりもアクセルを踏んでいない」

とのレポートを戴いております。また、たどまめさんのHPにもインプレが載ってますのでご参考に。

さて、この先が付けた感想です。

H13.1月取り付けました。ディーラーで工賃は16000円程度。

いやぁ〜、これは速いわぁ・・・・イッちゃいそう。
フル加速した後はしばらく呆然自失状態になります。風景が・・・ワープしてます。
で、安全・・・と思われる場所でフル加速テスト。
余裕を持って30メートル程度用意したストレートを・・・

 最初からタイヤ鳴りっぱなし!
スキール音がず〜っと続いたまま加速!!

以前は最初2秒くらい「ギャッ」っと言っていただけだったんですが、今では言いっぱなし。
2速入ってもまだ言ってます。(^_^;)
危ねぇ〜危ねぇ〜・・・・うっかりフルに踏めない
とにかくちょっとでもウネった道だとすぐにハンドルが取られます。
あ、ちなみにタイヤは235/55・17ですよ。235でこれだけ鳴るんですら・・・ねぇ。

高速も試しましたが、80〜100キロの巡航が非常に楽。
ぼけぇ〜っと流すのにもヨシ、フル加速してドランカーになるもヨシ。
ノーマルマフラーではちょっとEgが敏感かも。
ウチもマフラーで低域を抜いてる意味が出てきました。

で、他車とシグナルGP

さてこんなことをして遊んでいたところ、どうやら明後日から大雪の様子。
急いでスタッドレスに交換です(もったいねぇ〜もっと遊びたかった)
スタッドレスに交換し、帰りは下道で。

と、ある直線道路でメルセデスベンツSLK230のAMGバージョンがなにやらセコセコと車線変更してます。
いやぁ〜、いい足してますねぇ、AMGだけあるよ。
といってる間にいつもの悪い癖・・・追尾モードに突入。と、いきなり横から車が飛び出す・・・
お!速い反応。いいじゃん。かなり腕が立つ人かも知れないなぁ・・・・・と前方を見ると赤信号。

 みなさん、赤信号では止まりましょう。

もちろん、停止しましたよ。(^_^;)私は右車線。SLKは左車線。
でも、その前方150メートル程で道は一本に合流するんです。

 ヤルしかないですなぁ・・・・・(^^ゞ

でもなぁ・・・スタッドレスだし・・・・相手はスーパーチャージャー付きだしなぁ・・・
2ドアクーペでAMGでしょ?と、その時

 あ!信号変わった!!
 最初はゆっくり転がすように・・・ん!?SLKも様子見てるぞ
 よし、こっから全開だぁ〜・・・・あ!SLKも全開にしやがった
 やっぱりコンプレッサーは速いなぁ・・飛び出しが違うなぁ〜。
 でも、高回転で頭打ってる・・・SCだからかぁ。

あれ?よく見たら離されてない・・・どころか、一瞬離れるけど近づいてるわぁ〜


 スゲェ〜よ、このプラグ!!

ホント気が付けばすごいコトです。ず〜っとSLK230の文字が読めるんですから。(爆)
流石にコーナーではスタッドレスの為に安全スピードまで落として曲がります。
でも、また直線で追いつくんですよねぇ〜。

 一体、何馬力出てるのよ、オメー

思わずハリアーに聞いてしまいました。その後の信号停止時、必ずSLKのドライバーが振り返って
車を確認してるようです。指の切れた革手袋して・・・。
やっぱりそれなりに気合いの入った人かなぁ・・・?でもねぇ、何度確認したって
・・ねぇ・・・・

 うちの車はハリアーだっつ〜の!(`^´)凸

さらにそのSLKが停車したため、右から抜くと今度ははベタ付け。追っかけてくるのかなぁ?と
思いましたが、バックミラーで目的が判明。

 エンブレムで車種確認してら・・・・(^_^;)

だから、ハリアーだっつ〜の。(エンブレムはRXですが)

結果、軽量2ドアクーペSC付き2300ccとほぼイーブンな結果なら大成功な結果ではないでしょうか?
・・・今日のGPでSLKは思ったでしょう。

 最近のSUVなナメたら恐いなぁ〜



てな訳です。

で、私も実際にどんな事になったのか試乗させて戴きましたが
ドライバー私一人でDレンジで停止、ブレーキをアクセルに踏み換えてベタ踏み。
という、コレだけの作業でタイヤは15m程鳴りっぱなし状態・・・
唖然・・・。(*_*)でした。


「なんでこうなるの〜?」(笑)

MPVとは桁違いにスゴイ事になっています、
元から走る車ではないMPVがスポーティ・セダンに近い加速を得られるようになった訳ですから3.0ハリアーFFがオバケになったとしても、さほど不思議な話ではないように思えてもきます。
やはり「素材」という部分も大事ですねというお話になりますか・・・。^^;
元のバランスの問題にはなりますから分母の大きさに拠る、という部分は当然ありますよね。

私のMPVのホィール・スピンも健在ですが、このところ「ATMの学習機能」のせいでしょうか「スピン」というよりは「その場で飛び跳ねる」という状況になっています。(ーー;)
バッテリーを外して情報を一旦クリアーしてみようかなどとも考えますが
そうなると空燃費関係の情報もデフォルトに戻りますから一時的に燃料が濃くなったりもするので思案中です。
路面が暖かくなれば以前と同じになるのかなぁ、などと春を待つこの頃です。

ただ、同じMPVのオーナーさんには相変わらず「MPVがホィールスピン??まさか?嘘でしょう?」
といった「騙されないぞ派」の方が未だお見えになるようで、お気の毒です。
(笑)


SMXにボルトオン低圧ターボで熱害??




こちらは「改善」ではなくて「改造」による熱害の話題、
というよりは「ショップ」で薦められた改造による副作用の話なのですが
私の考えというのは「改造」ではなくて基本的にはオリジナルのパーツを使用する中で、車が本来持っている性能を充分に引き出す為の「改善」の話題でページを進めています。
その意味で考えるとボルトオン・ターボで熱害に喘ぐ状況というのはユーザーさんには申し訳ないのですが結果的には「改悪」であったといえそうです。
勿論「以前よりも加速が良くなった」とか「気持ち良い」という状況はあるのでしょうから改造による改善と引き換えになった「副作用」というのが正しい表現にはなると思います。

ただ、今回ご報告戴いたお話での一番の問題点は
ターボ装着によるこうした副作用に関してショップさんから事前に知らされていなかったという部分のようです。
「ターボ装着以前にこちらのページを見つけていれば・・・、と思うと非常に悔しい思いをしています」という事で、これまたお気の毒でした。

熱害に関してはターボが小型低圧のせいでしょう、下の方から効いてはいるそうですが普通に走っているだけでオーバーヒートしそうな程熱くなってしまうという事です。
作動温度が上がってしまうという事は、つまりオイル管理が更に重要になるという話で、
同じオイルでも寿命が短くなる傾向を示すでしょうし、それだけ危険な場面が増える事に繋がります。
そうなると従来必要とされた水準のオイルでは到底持たないので、その状況で使用してもライフの長く使えるオイルを選択せざるを得ない、つまり当然高級なオイルになるんですね・・・。

一番悲しい事は「その高級なオイル」でさえ「普通に走っても苛酷な環境」なので、こうした環境で使用されれば「そのオイルの平均的な水準よりもライフは短くなる傾向を示すだろう」という部分です。

ショップとしてはターボ装着は「初めの一歩」であって、その先には順にインタークーラーの装着からオイルクーラーやらラジエター、マフラー交換ロムチューンなどのメニューが次々に提示される予定だっただけなのかも知れませんが、少なくともオイルというものはターボを巡回するだけでヘタリが進ほどターボ周辺というのは熱くなるものです。
大体の車両がそうだと思いますが元からターボ車にはボンネットにターボを冷却するためのダクト穴が空いていたりします。
従って、ターボ冷却の為にエアダムを設ける事は当初から予定しなくてはならない話でしょうし、
そもそもNAに「後着けポン着けボルトオン・ターボ」という代物は全体のバランスを崩す大きな要因だといえそうです。

確かに「NAとターボ」を比べれば格段の性能差があります。
つまり、ターボというのはそれ位インチキな程パワーは出ます。
でも、NAの場合は「NAなりの標準」でバランスを取った部品で構成されている訳ですから、そこに「ターボ」を装着するとなれば「それなりの標準」に置き換える必要が出て来る訳です。

カーメーカーが創った同じエンジン型式でもターボ車とNA車のマフラーが同じモノだった話は一度も聞いた事がありません。

タービンが無理矢理にエアーを押しこんで燃料も押し込みますから回転が上がる、つまり従来以上に「上」が回りますから高域での排気量がその分だけ増える。従って同じ口径だったり同じ能率では排気効率が悪化します。
この場合、ターボが汲む事で更に空気を押しこんでしまうので排気圧力が上がり、効率は悪く排気は抜け切らないけれどもタービンはまた回るという悪循環なのかも知れません。
そのタービンがまた小型だったりすると、また効率良く回ってしまうんでしょうかね・・・。コレが熱のこもる要因になっているのかも、です。
そうなるとどれくらいマフラーを太くするか、等々色々と悩んでしまうのですが
その車両へのターボ装着が「前人未踏」であったりすればその先は「勘」に任せてこうした副作用の改善を試みなくてはなりませんから、大変な事ですね・・・。
本人が好きでなくてはとても出来ません。

話としては面白いのですが、大きな部分の変更は効果が得られたとしても副作用も大きく出るという典型のような気がします。
チューニングという言葉が本来「調和」という意味である事を改めて考えさせられる話題でした。


BACK TO THE HOME-INDEX