エンジンオイル交換は
最後の一滴まで搾り取るのが理想
「オイル交換の一番の目的は”汚れを外に出すこと”」
☆この情報は
メーカーの保証期間内に壊れなければよい、
という 最低の目標をめざすものではありません。
長く乗りたい、もっと快調に^^♪
そして新車の性能をずっとそのまま維持するための情報です。
「お待たせしません、オイル交換15分」?
そんなフレーズを量販店などでよく目にします。
オイルを抜く際に通常行われる作業では、
最初ドバーっと出てから次第に細くなり
おおよそショボショボになったところで
早々にドレーンを締めて
新しいオイルを注入すれば作業を完了。
確かにそれは15分で出来ます。
こだわりのエンジンオイル交換とは?
私は凝り性なせいもあって?^^;
もう少し時間と手間をかけます、
「エンジンの中から汚れたオイルをできるだけ抜きたい」
ちょっと余分に時間をかけます
そんなわけで
私は作業場でお客様とお話をしながら
廃油をお見せしてニオイを嗅いでいただいたり、
今の状態をご覧戴いて
メンテナンスのアドバイスやら
オイルの粘度でエンジンの性格がどのように変わるか?
エンジンオイルの汚れる理由など、
お話をしながら作業をしています。
ご興味のない方には苦痛かも知れません、
いいえ、ご興味のない方は無縁で良いのかも知れません・・・。
「お金を払っている」といっても
”任せきりで最良を維持するのは難しい”のです。
エンジンがくたびれる理由と 最良のためのオイル交換。
その実際を知り、現実の体験をすることで
クルマの最良とノウハウは最短で手に入ります。
こだわりの実際
例えば、先日 自宅の軽自動車で この秋から家族の通勤車両となったホンダLife8万キロ、 オイル交換の予定よりも早かったのですが オイルのチェックをしてみたら・・・
オイル量は下限に近いところまで減っていました。
オイル消費があるようです、
色濃い汚れとそのニオイは まさしく立派な廃油そのもの。
予定を早めてオイル交換をすることにしました、
こちらでのオイル交換は今回が2度目です
抜けてきた廃油は上抜きで1L少々、
全量抜くために下のドレーンからも抜きました。
結構汚れています。
0.6Lの前回と同じオイルで「ゆすぎ」をすることにしました。
今回は汚れているものの、 フィルターを交換しないので 「ゆすぎ」です
- 排出を終えたらドレーンを一旦締めて
- 新しいオイルを0.6Lだけ入れてエンジンを始動
- オイルプレッシャーのランプが点灯しないことを確認したら
- しばらくアイドリング(今回は10分ほど)
- フィルターに残っている汚れを新しいオイルで希釈して
- もう一度ドレーンから全量を出来るだけ排出しました。
最初の廃油と追加のゆすぎオイルが混ざりましたが
トレーの廃油を観察すると
なんと「エコのミスト」施工から二度目にもかかわらず、
特有のマーブル模様が出ていました。
排出したオイルをトレーから棄てた容器の底です
・写真は廃油を棄ててトレーに残った廃油
一晩置いて観察したところ
容器の底にはオイルに溶けてない黒っぽい汚れが見えます、
これがマーブル模様の正体です。
シュッシュ 「エコのミスト、ドワープ」を初めて施工すると
エンジン内部に汚れのある場合は
このように剥がれてオイルに混じります。
今回は走行の2000kmほどで汚れた、というよりは
これまでに堆積していたエンジン内部の汚れが
オイルに混ざったオイルの汚れと考えられます。
ただし、オイルはこの汚れを
溶かして抱き込んでいない=沈殿。
ここが重要なポイントです、
- オイル交換をしていても
- 「オイルが溶かせなかった汚れがある」
- だから、エンジンの中は汚れる
とはいえ、オイル交換は基本です。
最良を維持するためには最短で何をすればよいか?
それは「快調」と仲好しになること、
快調つまりグッド・コンディションは燃費も加速も良い状態です。
買ったときよりも調子よく、 中古は勿論、新車もです。
さて、最近特に増えた 軽自動車!!
普通車と一緒に公道を行き来する軽自動車のエンジンは過酷です、
バイクのようなエンジンに無理をさせて何名も乗れる、
かなり過酷です
それは同時に「エンジンオイルにも過酷」とご理解を頂けると思います。
普通車よりも軽自動車のオイルは
特に気遣うことで元気に長持ちをしてくれます。
そんなわけで、 オイルを落とす待ち時間の間に
ひとつだけ簡単な工作をしました。
エンジン内部を汚す一番の要因 対策。
ガソリンを燃やす、そしてブローバイガスの還元
※2系統のブローバイ配管がある場合は
樹脂タンクでは潰れてしまいますが、
この車両はシンプルな1系統のためこれで充分です。
(追記)
2日後に確認すると こんなに。 走行距離は100kmほどです
うっすらとオイル成分が浮いていますが
ほとんど水分・・・燃えにくい要因、
これがもう一度エンジンに吸い込まれてガソリンと一緒に・・・(-_-)。
やはり取り付けてよかったです。
【しかし、常時チェックが必要】 時々排出しないといけません。
さて、オイル交換 ご自分でDIYならば・・・
ワンディCarドック
(ご予約くださいご都合にあわせます)
エンジンを若返らせて、新車に戻す
1.インテークから燃焼室までのお掃除
2.エンジンのデトックスはピストンリングのお掃除
これが絶大な効果を発揮します。
そして新車を超える「調律」
おすすめ「3つのDIY」ほかブーストリングの吸排気チューン
エンジンオイル交換だけでもお気軽にご相談下さい!
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◆筆者のプロフィール「部品屋のセガレ」