新車レクサスRX270が新車を超えたワンディCarドック

先日、日曜の作業報告です。
スポーティエコをめざす、調律という名のチューン
アイドリングからシャープに立ち上がるスーパーRXに!!

納車から一週間 走行距離355kmの新車レクサスRX270
名古屋からワンディCarドックに入庫をいただきました

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前車はブーストリングを装着されたCT200hからの乗り換えです。

 

走るのが大好きなオーナーさま、

 

「走り出しのモッサリ感をブーストリングで解消したい」

というのが今回のご希望です、
確認の為にテストランで素の状態を確認すると

もっさり?

確かに仰るように走り出しは軽々と?ではなく^^;
案外アクセルを踏み込まないと
進んで行かない感じはあります。
ただ速度に乗れば逆にトルクフルです、
高速領域の余裕と静粛性は4気筒とは思えません。
エンジン音は適度に心地よく聴かせる感じで
絶妙に加速を楽しくアピールしています。

 

少しエンジンを頑張らせましたが

 

3000回転からエンジンが突然うなります、
レッドゾーンは6000あたり、
4500くらいまではグイグイ行きます
調べてみるとピストンの直径よりもストロークの方が長い
4気筒ロングストローク2700cc

普通に走る限りは2000回転で充分でしょう
ちょっと頑張らせても一瞬だけ3000、そんな感じです。
60キロ巡行で1200回転あたりでマフラーの音ゴボゴボ
トルクの谷間でエンジンが苦しむ音が気になりました。
◆最低域のピックアップが向上すればかなり楽しくなりそうです。

 

さて今回のワンディCarドック

 

ご依頼のブーストリングですが、
エンジンルームを見るとスロットルは遙か極地にあり
どこからもその姿を見ることが出来ないため
まずは最新のお薦めを容易な順に試して行くことにしました。

その1)まずは電機系の調律

AMD電磁シールド
I.オルタネータB配線へ装着
II.バッテリーマイナス配線へ装着
III.ダイレクトイグニッション配線4個に装着
IV.ECU配線2箇所へ装着

(例)I.オルタネータB配線への装着手順です

rx27amd1

シートを巻いてテープで止めます。
AMD電磁シールドはシートを一周以上巻いてテープで巻きます、
シートの端にテープを付けて巻くと簡単です。
◆同様に残りの3つのポイントの配線にも巻き付けます。

念入りに40分ほどかけて作業をしました、
工賃はAMD部費用込みで7000ほどです。

テスト走行)
いきなり走り出しからエンジンは静かで
走り出しも俊敏になっています、かなりの変化です
60キロのゴボゴボは小さな音になりました。

その2)エアエレメントを調律
ドワープをエアーエレメントにスプレーを施工

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エアエレメントを改めて装着して完了です
ドワープ、あるいはエコのミスト 3680

テスト走行)
動き出すとエンジン音と走行ノイズが減少しています
これは30分ほどの走行で徐々に色々な変化が進みます。
信号で停止すると改めてオーナーさん
「静かになっていますね」「やっぱり」
「気のせいではないようですね」
加速が更にシャープになってエンジンの音色も変わってきました
「全体に静かな感じ」
・加速をしているのにECOランプが点灯しています。アレ??
加速テスト))3000からのうなりが消えました。
4500まで確認しましたがうなりません。
例のゴボゴボ音は殆ど聞こえません。(消えてはいません)

 

もう一つの大仕事

 

その3)燃焼室へ点火の調律(ピット限定)
SBCプラグとインデクシング
スパークプラグの先端へ特殊加工を施し、
プラグの装着時に4本の向きを理想に近づけます。
この作業は2時間ほど、 工賃は18000

rx270sbc1

テスト走行)
アイドリング時のエンジンの振動と音が更に静か
DレンジNレンジ共に振動もありません。
全域で6%のトルクアップはやはり抜群の効果です、
加速テストでは4000はおろか5000を越えるところまで
一気に加速して行きます。
ゴボゴボ音はこの段階で消えました。

・走行中のこの排気音色は非力な領域を意味します。
この領域でアクセルを微妙に踏み増しても
ECOランプは消灯するけれども加速をしない、感じ。
これは解消しました、わずかなアクセルにも反応して加速をします。

・平らなところで一時停止をして発進の確認:
2000回転程度のキープでどんどん加速してゆきます
これは快適、楽しいです ^^!

 

既にこの時点で、同じ車に

「吊しで乗られているみなさんがお気の毒」

と思い始めるレベルになっています

 

 

その4)ブーストリング
さて、ブーストリング「吸排気チューン」

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ブーストリングのページはこちらです↑

 

スロットルボディに装着したいのですが
奥の院の砦に収まっています、どうしましょう?
ちょっと時間がかかりそうです15時を回ってしまいました。

最終的には
バッテリーも撤去しなければエアクリーナー本体が摘出できず
奥まった部分へのアクセスの悪さに泣かされました。

ついに ご開帳です。

rx270br2

ようやく奥の院を見ることが出来ました。

◆ブーストリングのサイズをダミーで採寸確認
◆本体を作成。 試着してみました 現場合わせでピッタリ缶サイズ

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そして、完成したブーストリング本体

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オーナーさんのご決断で
今回はここにもAMD電磁シールド4Lを巻きました

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あとは取り付けて部品類を元に戻します

ようやく一日の作業がほぼ完了です
あとは排気の調律によって吸排気の整合性をとります。

P1080090エンジンルームは最初見たとおりに戻りました、
樹脂カバーで徹底した 隠蔽型エンジンルーム^^;

これだけ変化をしていても
見た目には何も変わらないのは….寂しい?^^;
走る人の満足は見た目ではない、ですよね!?

 

ブーストリングのAMD巻き

 

これはAMDの新たな使用法ですが
今回は一気に「ブーストリング+AMD」なので
この部分の個別の差は確認ができませんでした、
あしからず!

ブーストリング本体 21000
AMDシート巻き4Lサイズ 5670
マフラーピースM 2500X3=7500

ようやく装着を完了してのテストは2回

テスト走行1)
猛烈に….静かです。
エンジンが頑張る音はしないのに加速している
独特の感じです。そしてわずかなアクセルで走っています。
ブーストリング本体で、低域のトルクは突出しましたが
3000から上の抜けを改良するために排気側も調律します

テスト走行2)
マフラーピースを3箇所装着して排気側にも調律を加えました。
ここまでのテスト走行で最高5000オーバーまで回しましたが
そこまでは回す気になれません、4000までで充分にお腹一杯です。

こちらがマフラーピース、
マフラーのパイプ外側に巻きます

000008今回は次の3箇所に施工しました(Mサイズ)合計7500

1.リヤ(サブ)マフラーの出口(Mサイズ+1cm)
2.リヤ(サブ)マフラーの入り口(Mサイズ)
3.センター(メイン)マフラーの出口(Mサイズ)

・瞬間燃費計がとんでもない数字を表示しています
80巡行時にアクセル固定でリッター22、本当でしょうか??
ECUが数値をエラーしているのかもしれません。
ちなみに国交省届け出値はリッター10です。

◆すべての調律作業は燃焼効率をあげるため
一貫して「エンジンブレーキの利かない感じ」になります。
そして、微妙なアクセル操作にリニアに反応するエンジン。

アクセル控えめで軽々と走る楽しさ^^♪

運転を楽しくする調律。

今回の施工費用は総額で6万円と少々でした、
朝10時から12時間近い作業で
テスト走行は最初を含めて6回で 60kmほど走りました。

ピット作業は基本的にご来社サービスなのですが
ご遠方からもありがとうございます!
今後、施工を兼ねたオフ会ツアーなんか 面白いかも知れません。

今回も最後までお読み頂きありがとうございます、

くれぐれも安全運転で!!

四日市ICから東へ5分
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マスタールウブ 嶋本050-7770-4696050-7770-4696

◆筆者のプロフィール「部品屋のせがれ」

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